...我と我が手で一挙に...
橘外男 「仁王門」
...こんどこそあとくされのないよう一挙に仕とめてしまわなければなりませんが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...即ちこの亡邸の一挙において観るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...故に如何なる物体も促動の瞬間に一挙にして全抵抗力を発揮するのではなくしてただ無限小の抵抗を与えるに過ぎない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...一挙にして覆ってしまうわけである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...すべては一挙に揺り動かされる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...将曹らを討つのを機として、一挙に脱藩して、京へ集まろうというのだ...
直木三十五 「南国太平記」
...一挙に公学校グラウンドに殺到して行ったのである...
中村地平 「霧の蕃社」
...一挙に十万個にはねあがる...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...一挙に均一というのが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...一挙に俄(にわ)か造りの壇を舐(な)めます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...バカにされたのを一挙に晴らしてやらあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...この二月頃に一度、五月下旬にも再度毛利家の水軍が、姫路を衝(つ)いて、一挙に、腹中の異端を、取除こうと試みましたが、両度まで黒田父子の善戦で、首尾よく撃退しておりまする...
吉川英治 「黒田如水」
...一挙に大義を唱えて大事をなすならば...
吉川英治 「三国志」
...それを迎え打って、一挙に、猿面公(さるめんこう)の首をあげるこそ、兵家の手につばして待つところではござるまいか」その両論にたいし、家康はここでもまた、同じことばをくり返した...
吉川英治 「新書太閤記」
...主人内匠頭が、一挙に、その埓外(らちがい)へ、飛び出してしまったからである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...一挙にそれをやろうと...
吉川英治 「平の将門」
...一挙にして視界は倍に拡大されたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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