...肉體的の苦痛さへ殆んど意識を亂してゐないやうに見えた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...「あいつは全體何をしてをるのか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...裸體(らたい)の白き身慄(みぶるひ)は...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「エロディヤッド」
...恭敬は衆人の胸中にひれ伏し、謙遜は、其體内で、生の破片(こはれ)の中、扁石(ひらいし)の上に身を臥せる...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」
...しかし物體一般ではない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...大體別録の體を具へてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...吉田を雨天體操場の控室に呼び込んで...
中島敦 「かめれおん日記」
...ゴト/\いふエンヂンの音と共に船體が輕く上下に搖れ出した...
中島敦 「環礁」
...無疵(むきず)の身體ぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...虚空(こくう)を掴んで窓寄りに倒れてゐるお首の死體には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...泥棒のやうに忍び込んで下男一人を斬るといふやうな――それ程卑怯(ひけふ)なこともしないだらうよ」「すると誰が一體?」「もう少し考へようよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何もそんなに體裁には及ばぬではないか...
樋口一葉 「にごりえ」
...矢張りロチスターが一緒に選んだサー・ジョオジ・リンの大きな身體が白い敷布に包(くる)まつて見えた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一體どちらがいゝのかと私は訊(き)く...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...肉體をもたぬ人間と同樣...
三木清 「人生論ノート」
...ヘーゲルの辯證法の體系的歴史性に對して瞬間的歴史性を高調したのはキェルケゴールの所謂性質的辯證法の功績であつた...
三木清 「歴史哲學」
...全體としての作品には感心しない人さへこればかりは激稱する絢爛を極めた先生の文章の如き...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...女の身體の匂い――體臭と言いますか...
三好十郎 「肌の匂い」
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