...ときおり「大将くらい信用があれば私なら店の売上を倍にして見せる」といっていわゆる髀肉の嘆をもらしてみせたものである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...あたら英雄も髀肉(ひにく)の嘆(たん)に堪えない有様です...
中里介山 「大菩薩峠」
...(六月二十九日)四十九○英雄には髀肉(ひにく)の嘆(たん)といふ事がある...
正岡子規 「病牀六尺」
...いかにも髀肉(ひにく)を嘆(たん)じるように振り顧(かえ)って...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...年久しく用いなかった髀肉(ひにく)は疼(うず)き...
吉川英治 「剣の四君子」
...黄忠(こうちゅう)の矢(や)一このところ髀肉(ひにく)の嘆(たん)にたえないのは張飛であった...
吉川英治 「三国志」
...今日(こんにち)まで髀肉(ひにく)の歎(たん)をもっておりましたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...髀肉(ひにく)の嘆(たん)をもらしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...髀肉(ひにく)の嘆(たん)をもらしながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...髀肉(ひにく)を嘆じている輩(やから)です」「…………」「ですから...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお慰めきれない髀肉(ひにく)の嘆(たん)が常にあるらしく見られる彼であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...髀肉(ひにく)を嘆(たん)じて...
吉川英治 「新書太閤記」
...「髀肉(ひにく)の嘆(たん)――ということばがあるな...
吉川英治 「新書太閤記」
...そちの髀肉(ひにく)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...髀肉(ひにく)の嘆『――藪椿ですけれど...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...髀肉の嘆を洩(も)らしながら...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...たいがい息のねは止まってしまうだろうと思う」「ただ髀肉(ひにく)の嘆(たん)にたえないのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...髀肉(ひにく)の嘆(たん)をもらしているくらいだ」「あ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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