...骰子(さい)は彼のほうによっぽど大きな目が出なければ勝てぬようになっている...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それから骰子の遊び...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...……この骰子(さい)はわしの負けとしよう! 今度は諸君に...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...「私は玉の指環があります」二人は双六の骰子(さい)を手にした...
田中貢太郎 「崔書生」
...滝川一益が骰子一つで長島の城を獲(か)ちとったのも博奕...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...のどかな顔で双六の骰子を振りながらいろいろと画策していた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...二つの骰子の目の組みあわせじゃあ...
火野葦平 「花と龍」
...骰子はカラカラッと鳴って...
火野葦平 「花と龍」
...骰子に仕掛けのある道具賽を使っているのかと思った...
火野葦平 「花と龍」
...六ゾロは骰子(さいころ)の六の目が二つ列んだ形だ...
火野葦平 「花と龍」
...彼は骰子を地に抛(なげう)った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...従って私には前に骰子を百度投じた時より次に百度投じた時の方が六が余計出ると考えるべき十分な理由はあり得ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ヘルダーが運命をば「歴史の骰子投げ」Wurf der Geschichte と云つたやうに...
三木清 「歴史哲學」
...この馬また蹄で地を敲きて嚢中の銭や骰子目(さいのめ)を数え中(あ)て...
南方熊楠 「十二支考」
...一方の手で自分のために・もう一方の手でヘラクレスのために・骰(さい)をふって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...くじと骰子(さいころ)とにきめてもらいたくなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...骰子(さい)の目に切った生鰤(ぶり)の脂肉(あぶらにく)の生姜(しょうが)醤油に漬けた奴を...
夢野久作 「近世快人伝」
...筒から投げられる骰子(さい)ころの音が...
横光利一 「上海」
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