...骨と皮ばかりの腕である...
芥川龍之介 「羅生門」
...痩せ果てた骨と皮ばかりの赤犬を...
石川啄木 「散文詩」
...骨と皮とに痩せていた...
海野十三 「火葬国風景」
...ひどく痩(や)せているでしょう? それこそ、骨と皮です...
太宰治 「小さいアルバム」
...殆んど骨と皮ばかりになって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...骨と皮ばかりの青黒く乾(ひ)からびた身体を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨と皮ばかりになって居ても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...骨と皮ばかりになっている...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...犬と思(おぼ)しきものは焼け焦げた骨と皮の残骸になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...骨と皮の老体に目をつぶった...
本庄陸男 「石狩川」
...骨と皮ばかりな手を捲り上げて...
正岡容 「我が圓朝研究」
...その横に骨と皮ばかりの秘書がウィスキーボトルを置いて...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...何の病気かわからないが骨と皮ばかりに瘠せ衰えている...
夢野久作 「人間レコード」
...曲(きょくろく)に腰かけている骨と皮ばかりな老僧がいた...
吉川英治 「三国志」
...骨と皮ばかりな“餓鬼(がき)ノ館(やかた)”となっている...
吉川英治 「私本太平記」
...この孤塁(こるい)をささえてきた骨と皮ばかりな兵でしかない」「でも決死の千人なら」「しかし敵にも侍はいるぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...骨と皮ばかりなひとりの翁(おきな)が虚脱したような眼でぼやッと坐っている...
吉川英治 「私本太平記」
...骨と皮ばかりになっているより...
吉川英治 「宮本武蔵」
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