...機に臨ンで其驥足を伸べむと試みたる老将たりしや知るべきのみ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...蹉跌(さてつ)苦吟自己の驥足(きそく)を伸ばし能(あた)はざることもあるべし...
石橋忍月 「罪過論」
...殊に今度の次の内閣には国務大臣にならるゝ筈ぢやから牛飼君の客(かく)となるは将に大いに驥足(きそく)を伸ぶべき道ぢや...
内田魯庵 「貧書生」
...それでももしいよいよその方面に驥足(きそく)を伸ぶる機会が与えられたら...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「その時が日本の驥足(きそく)を伸ぶべき時...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...日本は二葉亭の注文通りにこの機会に乗じて驥足を伸べるどころか...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...支那が日本に驥足(きそく)を展(の)ばすのは...
大隈重信 「日支親善策如何」
...のびのびと驥足(きそく)をのばし...
太宰治 「三月三十日」
...人民にしていかにその驥足(きそく)を伸ばさんとするもあにそれ得べけんや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...決してその驥足(きそく)を伸ばすの余地は存せざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...何(いずれ)の地に向ってその驥足(きそく)を伸べんとする...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...十二分の驥足(きそく)をのばすことができるのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一松久三十郎は人も知る春陽会の驥足(きそく)である...
久生十蘭 「生霊」
...南北いずれへも驥足(きそく)を伸ばすことができないように考えられますが……しかしです……唯ここにまだ両者の勢力のいずれにも属していない所があります...
吉川英治 「三国志」
...信長がこの地方に驥足(きそく)をのばしてきた頃には...
吉川英治 「新書太閤記」
...その驥足(きそく)を伸ばして来た信長は...
吉川英治 「新書太閤記」
...他日の驥足(きそく)をのばすことが出来たのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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