...不図(ふと)一つの驚異的な名称を思付いたのである...
海野十三 「地球発狂事件」
...たしかに貴下の驚異的な進歩だと思いました...
太宰治 「恥」
...戦闘速力まさに三十九節(ノット)という当時にありては世界記録に未だなき驚異的なる快速力を利用して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...長崎間を三日ではしるなどは當時としては驚異的なことであつたらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何と驚異的な精力ぞ!それが一昨年の秋...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...驚異的な簡明さで片附くようになるだろう...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...驚異的な進展をみせて行こうとする...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...航空界の驚異的な発達の一つのささやかな捨石でなかったと誰が保証するものでしょう...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...speed, comfort, capacity おまけにいま一つ beauty を驚異的な程度に綜合した絶品だった...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...相まって驚異的な十万の読者大衆をこの書に獲得させたのである...
服部之総 「福沢諭吉」
...この来世という主題における人々の驚異的な油断を注意して見よう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...実際カルパセア号はSOSを受取ると同時に十七ノット半という驚異的な速力で突進して来たが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...最鋭の驚異的な奴を背景...
夢野久作 「探偵小説の正体」
...その驚異的な新学説の原理原則と申しますのは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...却(かえ)って誰にも気付かれなかった程の驚異的な大真理であった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...殆ど形容に絶した驚異的な観物(みもの)であったろうと思われる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...五葉からなる脳は驚異的な発達を見せ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...発見に当って彼の助けとなった真に驚異的なドリルのことを繰り返し褒め讃えた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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