...青年が吃驚したり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...三十フィート四方に足らぬ部屋を見て吃驚した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...省三は喫驚して箸を控へた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...吃驚して逃げようとするのを無理に押へてきつく抱緊めたり口づけしたりしたことを思ひ起した...
田山花袋 「道綱の母」
...何か音のする度に吃驚して飛び上がったり...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...おふじは吃驚して遠退いた...
戸田豊子 「鋳物工場」
...」私は喫驚して立止った...
豊島与志雄 「黒点」
...薄い唇から覗いてる真白い歯――彼は彼女の美貌に喫驚した...
豊島与志雄 「子を奪う」
...」そう云う羽島さんの声に壮助は喫驚した...
豊島与志雄 「生あらば」
...所が、それが単なる空想でなしに、事実となって現われてきた時、彼は喫驚して、父の位牌の前に沢山香を焚いた...
豊島与志雄 「同胞」
...私は吃驚して、その気持がまだ静まらないままに足を早めて、下宿の玄関に飛び込むと、途端に、真正面の大時計が、一つぼーんと半時を打った...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...あんまり吃驚して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ミカン箱の本箱を見て吃驚し...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...今日能勢妙子がBKから放送するので吃驚した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一驚して讀んでゐたが...
堀辰雄 「夏の手紙」
...婆さんは鳥渡喫驚したように...
松本泰 「日蔭の街」
...子は喫驚してどこか悪いのだから早く手あてをした方が好いと云っても只せわしそうに...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...――あたし吃驚してとびあがりそうになったわ」「ごめんなさい...
山本周五郎 「風流太平記」
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