「驕」の意味
おごり高ぶる
小説での「驕」の使い方
...驕慢(きょうまん)...
芥川竜之介 「歯車」
...旗と炎の驕慢を妨げもならず...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...これぼっちも驕(おご)った気持は無いんだし...
太宰治 「正義と微笑」
...手渡す驕慢(きょうまん)の弟より...
太宰治 「東京八景」
...その驕奢を飽かしめんがために消費すればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...何をか彼れの大醇と謂ふや、惡を憎み、冷血を忌むこと人に過ぎ、之れを攻撃するに於て、一歩も借さゞるの熱誠是れなり何をか彼れの美質と謂ふや、常に弱者の味方となりて、驕慢なるもの、權力あるものに抵抗するの侠骨是れなり、彼れが故後藤伯と事毎に衝突したりしも此れが爲めにして、伯曾て彼れの強頂を患へ、切りに辭を卑うして彼を招がむとしたるも、彼は啻に伯に屈致せざりしのみならず、益々伯の失徳を追窮して毫も憚る所なかりき余は彼れが果して後藤伯の人物を正解し得たりしや否やを知らず又彼れの後藤攻撃論は、果して精確なる事實に根據したりしや否を知ること能はずされど彼れの眼中に映じたる後藤伯は、老獪にして野心深く、私利私福を貪りて正義の觀念なき奸雄なりしに似たり則ち彼は後藤伯を認めて奸雄の偶像と認めたるが故に、之れを攻撃したるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...旗と炎の驕慢を横切(よぎ)りもならず...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...貧乏でもそういうところは驕(おご)っていた...
長谷川時雨 「大門通り界隈一束」
...恍惚として驕りあがつた放恣な美女が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...先(さ)き次第で驕傲(きょうごう)になったり柔和になったり...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その態度の驕慢(きょうまん)さからも...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...驕慢(きょうまん)に走り...
吉川英治 「三国志」
...それに驕(おご)って...
吉川英治 「三国志」
...俺が瀘水(ろすい)でやった布陣をそのまま真似していやがるな」野性は驕(おご)るに早い...
吉川英治 「三国志」
...孟獲は前日の勝ちに驕(おご)って気負いきっていた...
吉川英治 「三国志」
...「オヤ、向うからやって来るのは、蛙(かえる)かね?河鹿(かじか)かね?」自体、こうまでの風潮とすれば、武士の驕慢は、公卿にも一半の罪があったといえよう...
吉川英治 「私本太平記」
...永く後世の驕慢者にとって...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...――平家が権力を持ったころには自分はただ「世の望み」にほだされて驕慢の心のみ深かった...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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