...その「貰へ」といふ語(ことば)が驕持心(ほこり)の強い健の耳に鋭く響いた...
石川啄木 「足跡」
...驕る平家の行末を浮べる雲と頼みなく...
高山樗牛 「瀧口入道」
...質素を旨とし驕奢(きょうしゃ)を排し...
太宰治 「不審庵」
...果而勿驕(かにしておごることなかれ)...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...さなきだに傲れる彼に一層の驕慢...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...君子楽(がく)を好むは驕(おご)るなきがためなり...
中島敦 「弟子」
...人を喰った驕慢(きょうまん)さがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...驕慢(きょうまん)の頂上にいた花菊は無理我慢の出来るたけをしいた...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...衣服の驕奢(きょうしゃ)...
正岡子規 「四百年後の東京」
...女に対して驕慢(きょうまん)な心にもついなりそうな境遇にいる源氏ではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...更無一種渉驕奢...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...こちらはただ心驕(おご)った娘で...
山本周五郎 「いさましい話」
...その態度の驕慢(きょうまん)さからも...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...驕慢児(きょうまんじ)曹操っ...
吉川英治 「三国志」
...装備を誇る驕慢な大軍は...
吉川英治 「三国志」
...敵を驕(おご)り誇らせるためと...
吉川英治 「三国志」
...驕(おご)りきった敵は...
吉川英治 「私本太平記」
...驕(おご)りと卑屈との対立から...
吉川英治 「新書太閤記」
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