...「或(ある)鴉(からす)おのれが人物を驕慢(けうまん)し...
芥川龍之介 「孔雀」
...驕(おご)らせてやれ――女(をんな)の口(くち)で赤帽君(あかばうくん)に...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...驕慢(けうまん)の森(もり)の小路よ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...自ら驕(たかぶ)る――ああ...
竹内浩三 「色のない旗」
...沢山の新奇な事物や成功の驕慢(きょうまん)な満足に気を奪われて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...偶には打棄(うつちや)るがいい心驕((おご))れる愛人達を...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...紫に驕(おご)るものは招く...
夏目漱石 「虞美人草」
...もしこの男にして一家の驕奢(おごり)を図(はか)り...
新渡戸稲造 「自警録」
...驕慢(きょうまん)と冷たさと...
野村胡堂 「楽聖物語」
...いかで新しいことのあり得べきぞ」驕(おご)れる女神は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...それとも心付かずしてあくまでも男子を凌(しの)がんとする驕慢(きょうまん)疎野(そや)の女よと指弾(つまはじ)きせらるることの面目なさよ...
福田英子 「妾の半生涯」
...聊さか驕慢の気なく云々』と書してあり...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...暴虐悖戻放恣驕傲...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...歓楽に驕(おご)ったり...
吉川英治 「三国志」
...「怪しからん! ――いかに驕(おご)り誇っているか知らんが...
吉川英治 「三国志」
...驕慢な揶揄(やゆ)である...
吉川英治 「私本太平記」
...戦捷(せんしょう)の兵は驕(おご)りやすいものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして驕(おご)り栄えた一族門葉の人々の末路を悲しいとも哀れとも思ったが...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索