...生活に過剰をあらしめるとは生活を豊富にすることである...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...私がその言葉をあらしめるようにあらしめ得るか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...創造は在らざりしものをあらしめることである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...祖国(そこく)ドイツを光栄あらしめるために...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...自分の彫刻を純粋であらしめるため...
高村光太郎 「自分と詩との関係」
...というのは空間表象をして客観的であらしめるものは...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...別のものであらしめるように工夫を凝(こ)らしたものもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...東京市中にないものをあらしめるには...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...しかも特にそれらを美しくあらしめる共通性に注意を拂ひつつ...
波多野精一 「時と永遠」
...小説を小説であらしめるためには...
堀辰雄 「詩人も計算する」
...この点いっそう彼をして冷血動物の感あらしめるが...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...秩序は生命あらしめる原理である...
三木清 「人生論ノート」
...生は歴史を生あらしめるものであると同時に...
三木清 「歴史哲學」
...若い時代の近側にあることで常に自身の芸術を生気あらしめると同時に...
宮本百合子 「含蓄ある歳月」
...互の笑いに輝きあらしめる力を与えているというのは何と微妙であり意味ふかいことでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ただ一つののこりものを光栄あらしめる本質です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分たちの国であらしめるための...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...コルテスはこの報告絵を効果あらしめるために大砲と騎兵とで演習をして見せたという...
和辻哲郎 「鎖国」
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