...驀然と姿を消した...
...彼の驀然とした態度には驚かされた...
...突然に驀然と閉じ込められた...
...驀然と雷鳴が鳴り響いた...
...彼女の驀然とした出現には、周りの人たちも驚いた...
...熔岩が噴火口より迸流する際は殆んど白熱の状態にある粘著性熔液として火口上に盛り上り遂に倒れ崩るるの状を爲して下方に流下するや否や火口底には爆然たる轟鳴起り同時に火山灰より成れる黒烟驀然として恰も砲門より古綿を發射するが如く高く空中に擲出せられ...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...横尾谷から驀然(ばくぜん)吹き上ぐる濃霧で...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...また驀然(まっしぐら)に土間を突き抜けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...またしても土間を突き抜けて驀然(まっしぐら)に裏口へ飛んで行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...驀然(まっしぐら)に七兵衛の跡を逐(お)いかけます...
中里介山 「大菩薩峠」
...砂烟(すなけむり)を立てて一頭の駄馬が人を乗せて驀然(まっしぐら)に走って来ます...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪を蹴立てて驀然(まっしぐら)に代官町の通りから荒川筋...
中里介山 「大菩薩峠」
...この邸の裏門から驀然(まっしぐら)に走り出だした宇治山田の米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお驀然(まっしぐら)に走りつづけることをやめない...
中里介山 「大菩薩峠」
...驀然(まっしぐら)に船の図書室へ向って参入してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...驀然(ばくぜん)として敵の一人を生捕(いけど)った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...(驀然(まっしぐら)に宿の方へ走る)第三場 元の安泊り桜の花は咲き切ってもう散りかけている...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...汽車は驀然と闇を切り裂いて飛んだ...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...剣の柄(つか)に手を掛けて驀然(ばくぜん)判事席に駆け寄り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...驀然見未曾消...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...驀然(まっしぐら)に王宮を駈け出ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...呉の陣へ驀然(ばくぜん)...
吉川英治 「三国志」
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