...驀地(まつしぐら)に走つた二條の鐵軌(レール)は...
石川啄木 「鳥影」
...驀進(ばくしん)していった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...驀進(ばくしん)して行った...
海野十三 「空襲葬送曲」
...上り第○号列車が驀進(ばくしん)して来たと思い給え...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...狂速力で確実に死の方へ驀進しているということを夢にも知らずに...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...凄じい渡合の潮の中を船は驀地(まつしぐら)に流されて行つた...
田山録弥 「島からの帰途」
...順吉は驀地(まつしぐら)に走つた...
田山録弥 「花束」
...最後に機関車が観客席に向かって驀進(ばくしん)するという甚だ物々しいふれだしのあった一景は...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...驀地(ばくじ)九州に入り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...間の山のお玉のムク犬だ」村方(むらかた)の方から驀然(まっしぐら)にこの古市の町へ走り込んだムクのあとを追いかけて来るのが何十人という人...
中里介山 「大菩薩峠」
...独力で今日の地位に驀進(ばくしん)しただけのもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...驀地(まつしぐら)にお茶の水へ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが了(をは)ると再び百軒一萬兩の大願へ驀進(ばくしん)したのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...勇ましくタンクのやうに驀進して行く...
萩原朔太郎 「宿命」
...前方から驀進して来るやうに思はれた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...剣の柄(つか)に手を掛けて驀然(ばくぜん)判事席に駆け寄り...
穂積陳重 「法窓夜話」
...武者声を発しながら驀進(ばくしん)した...
吉川英治 「三国志」
...驀(まっ)しぐらに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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