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饗庭篁村 「木曾道中記」
...雪さえ黒く見えるような闇の中を驀地(まっしぐら)に走りだした...
有島武郎 「星座」
...横尾谷から驀然(ばくぜん)吹き上ぐる濃霧で...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...驀地(まっしぐら)に駈けだした...
海野十三 「西湖の屍人」
...機が飛行場(エロドロウム)を驀出(ばくしゅつ)して...
谷譲次 「踊る地平線」
...いくらか下(くだ)り加減な真直な道を驀地に走つた...
田山録弥 「アカシヤの花」
...順吉は驀地(まつしぐら)に走つた...
田山録弥 「花束」
...最後に機関車が観客席に向かって驀進(ばくしん)するという甚だ物々しいふれだしのあった一景は...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...驀然(まっしぐら)に走り出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして驀(まつしぐ)らに竹矢来の方に向つて走り乍ら「助けてくれ! 誰か! 誰か! 吉三郎!」と叫んだ...
長與善郎 「青銅の基督」
...驀然(ばくぜん)として敵の一人を生捕(いけど)った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...驀地(まっしぐら)に神田へ取って返しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしい破局(カタストローフ)へ驀地(まつしぐら)に陷込んで行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そうしてその光景を展開させながら真黒な怪物が爆音を立てて驀進(ばくしん)して行くのです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...驀然(まっしぐら)に王宮を駈け出ました...
夢野久作 「白髪小僧」
...驀然(まっしぐら)に表門を駈け出しますと...
夢野久作 「白髪小僧」
...馬簾(ばれん)などの先に立って驀(まっ)しぐらに...
吉川英治 「新書太閤記」
...驀(まっ)しぐらに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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