...すでに騎虎の勢ひである...
太宰治 「清貧譚」
...私は騎虎の勢い十年ばかり以前に横浜の市長を務めたことのある私の大家の薬罐(やかん)頭のところにこれから大変な談判をしに行かなければならなくなってきた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そうなるともう騎虎の勢いで...
豊島与志雄 「絶縁体」
...元々騎虎の勢いなので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...お前の怖ろしさがいま知れた」竜之助は騎虎の勢いで...
中里介山 「大菩薩峠」
...小坊主は騎虎の勢いで下りるにも下りられず...
中里介山 「大菩薩峠」
...騎虎の勢いで頼山陽をやっつけにかかり...
中里介山 「大菩薩峠」
...だが――騎虎の勢いです...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり解散はしたが『おれたちはあくまで降伏せず』という彰義隊的な一部の壮烈な同志が、騎虎の勢い、なにか密盟を結んで他日を期していたものらしい...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...騎虎の勢いはなお余って...
吉川英治 「江戸三国志」
...騎虎の勢いで自斎が四...
吉川英治 「剣難女難」
...丞相のお心は疑いませんが、何といっても、大軍が目ざす敵国へなだれ入るときは、騎虎の勢い、おびただしい庶民が災害に会っています...
吉川英治 「三国志」
...騎虎の勢いというものか...
吉川英治 「三国志」
...秦明は騎虎の勢いのまま追っかけて行き...
吉川英治 「新・水滸伝」
...命じたか」「騎虎の勢いというものです...
吉川英治 「平の将門」
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