...森本駿氏は走せて書記官長席に赴き何事か談じ...
石川啄木 「雲間寸觀」
...その娘(こ)の駿河台の研学の科目なぞを知っているね...
泉鏡花 「薄紅梅」
...駿河台、日本出版文化倶楽部...
高浜虚子 「六百句」
...申次駿河局突鼻に及ぶと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...うめきて落ちて地に俯せる彼の駿馬を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...賭(かけ)に勝ちたる駿足が...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...続いて厩(うまや)に駿馬を養ふ資力と...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...七兵衛は、興津(おきつ)の題目堂で変な男と別れてから、東海道を少し南へ廻って、清水港(しみずみなと)へ立寄り、そこで小半時(こはんとき)も暇をつぶしたが、今度は久能山道(くのうざんみち)を駿府(すんぷ)へ出て、駿府から一里半、鞠子(まりこ)の宿(しゅく)もさっさと素通(すどお)りをして上へ上へとのぼって行くのでしたが、ちょうど、鞠子の宿の池田屋源八という休み茶屋の前を通りかかると、「もしもし、それへおいでなさる旅の旦那へ」茶屋の中から言葉をかけたものがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...「是(これ)より甲斐国(かいのくに)巨摩郡(こまごおり)……是より駿河国(するがのくに)庵原郡(いおはらごおり)……」がんりきの飛んだ方へ竜之助が向き直る...
中里介山 「大菩薩峠」
...其処(そこ)で僕も大いに発心(ほっしん)して大学予備門へ入る為に成立学舎――駿河台(するがだい)にあったが...
「落第」
...駿河守様へ申上(もうしあ)げる積りで...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...駿河太郎の神来剣をもってすれば...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...上の御用で駿府へ行つたのは半歳前...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この町は今のように駿河台(するがだい)の下まで広々と附いていたのではない...
森鴎外 「雁」
...その中から馳けあらわれた一人の大将は漆艶(うるしつや)のように光る真っ黒な駿馬(しゅんめ)にうちまたがり...
吉川英治 「三国志」
...駿尾君の兄の野口遵氏――あの北朝鮮の世界的ダムを完成させた人の別荘か何かだったらしい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「おお! 駿河台と聞いちゃア……」内ぶところへ手を入れて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...天(てん)に一番(いちばん)近(ちか)い山(やま)は駿河(するが)の國(くに)にあると聞(きこ)し召(め)して...
和田萬吉 「竹取物語」
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