...時勢は駸々として黒潮の如く...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...それにも拘わらず爾来(じらい)女子教育の発達は駸々(しんしん)として進み...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...我が邦(くに)教育事業駸々乎(しんしんこ)として進み...
大隈重信 「国民教育の複本位」
......
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...帝国の権力は駸々乎(しんしんこ)として蚕虫(さんちゅう)が桑葉(そうよう)を食うがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「内外の積弊駸々乎(しんしんこ)として禦(ふせ)ぐべからず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大阪の駸々堂(しんしんどう)などは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...文明の進歩駸々(しんしん)として我党の空想を実にしたるのみか...
福澤諭吉 「〔気品の泉源、智徳の模範〕」
...去迚は此駸々乎たる文明進歩の爲に如何ある可きやの説あれども...
福沢諭吉 「帝室論」
...北虜駸々(しんしん)日ニ進ムノ勢ヲ抑ヘテ北門ノ鎖鑰(さやく)ハジメテ固カラン」とし得るわけであった...
本庄陸男 「石狩川」
...駸々と底深さうにながれてゐた...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...然れども駸々(しん/\)たる時勢の潮流は日々に彼れの党派を加へ来りて...
山路愛山 「明治文学史」
...つづいて関内へ駸入し...
吉川英治 「三国志」
...駸々(しんしん)と斜谷(やこく)を取りひろげ...
吉川英治 「三国志」
...そちには駸々(しんしん)たる時勢の歩みがわからんとみえるな」と...
吉川英治 「私本太平記」
...遺憾ながら秀吉の精鋭の駸々(しんしん)たる攻勢に利があって...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんでも白楊の立木を目あてに折れ進んで行ってください」やがて方向はそれによって駸々(しんしん)と支障もなく流れだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...駸々(しんしん)として白浪を蹴っている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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