...駝鳥(だてう)の羽根の前立だの...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...ソロモンの使者の駱駝はエルサレムを囲んだ丘陵や沙漠を一度もシバの国へ向ったことはなかった...
芥川龍之介 「三つのなぜ」
...大部分は博物(はくぶつ)の教科書に画が出ている駝鳥(だちょう)の卵なるものと相違はない...
芥川龍之介 「毛利先生」
...アフリカの砂漠地方に住む普通の駱駝は...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...これはもう駝鳥(だちょう)ぢ(じ)ゃないぢ(じ)ゃないか...
高村光太郎 「ぼろぼろな駝鳥」
...駱駝は、さぞ、まずかったであろう...
太宰治 「正義と微笑」
...岸べに天幕があって駱駝(らくだ)が二三匹いたり...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...彼は駱駝(らくだ)の将校マントにステッソンの帽を冠(かぶ)り...
徳田秋声 「縮図」
...両肩の腫瘤(こぶ)で人間の駱駝が出来る...
徳冨盧花 「水汲み」
...広場で青駝鳥の卵は焦つてゐる夜...
仲村渠 「睡眠」
...駱駝(らくだ)のやうな感じの喜三郎老人は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瞼の中に大きい駱駝の繪が浮んだ...
林芙美子 「雨」
...せいぜい駱駝ぐらいのところ……愛情も...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...「この手袋は君のだろう?」彼はデスクの上にのせてある一つの駱駝(らくだ)の手袋をさし示して言った...
平林初之輔 「犠牲者」
...人間が駝鳥になれば幸福になるとしゃべり立て...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...熊楠いわく、駱駝、駝羊(ラマ)、豹駝(ジラフ)、獅子は、同じ側の二脚を同時に進めるが、その他の諸獣いずれも前後左右の脚、交互前後して行く...
南方熊楠 「十二支考」
...その車をすばらしく大きな駝鳥にひかせ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...其の黄駝といへる唐人...
夢野久作 「白くれない」
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