...「あの人は、駄弁が過ぎるから、話が長くて疲れる」と言われた...
...会議で駄弁を振るう人がいると、進捗が遅れることがある...
...駄弁に付き合いたくないので、適度な長さで説明してほしい...
...駄弁を言っても、相手に伝わらないことがあるので、わかりやすく話すようにしている...
...駄弁を言わず、肝心なポイントだけをまとめて発表することが大切だ...
...駄弁(だべん)をふるったりしていた...
芥川龍之介 「葬儀記」
...途中で――殊に針ノ木谷を下りる途中――気持のいい所がある度ごとに長いこと休んで駄弁ったのと...
石川欣一 「可愛い山」
...道節も宝刀を捻(ひね)くり廻して居合抜(いあいぬき)の口上のような駄弁を弄(ろう)して定正に近づこうとするよりもズドンと一発ブッ放した方が余程早手廻しだったろう...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...駄弁を弄(ろう)している間に...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...駄弁(だべん)を弄し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...哲学的駄弁(だべん)家...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時には少し駄弁ることもある...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...誠に面白くない駄弁に始って下らない饒舌(じょうぜつ)に終ることだろうと思うのです...
夏目漱石 「中味と形式」
...酒も飲ませます」と例によって秩序のない駄弁を揮(ふる)ってるうちに主人はもう帽子を被って沓脱(くつぬぎ)へ下りる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いつものようにあまり駄弁を振わなかったが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いくら駄弁家の寄合でもそう長くは続かんものと見えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...荒垣の駄弁を聞き流しながら...
久生十蘭 「ノア」
...駄弁を弄していた...
火野葦平 「花と龍」
...いろんなくだらない駄弁を弄するのが死ぬほど楽しみだつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...駄弁を弄してバツをあはせる術(て)もよく心得てゐたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...夜おそくまで酒場で駄弁(だべ)っていた...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...のべつにまくしたてる守吉の駄弁に煩はされたりして...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...酒に酔ふといふよりは自分達の駄弁に泥酔して...
牧野信一 「夜の奇蹟」
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