...後世とんだ駄句の一つに數へられる虞があるからである...
心猿 「荷風翁の發句」
...世間はその駄句や逸事の評判に急がしくなつてゐて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...駄句(だく)り屋(や)子爵岡部法相を送つた北海道は...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...十口坊駄句りて曰く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...駄句を吐いて曰く...
大町桂月 「千川の櫻」
...夏目金之助高浜清様○明治三十九年八月十一日(葉書)拝啓 昨日の駄句「花嫁の馬で越ゆるや山桜」を...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...駄句のほうが多い...
太宰治 「天狗」
...駄句一つの一日でもあつた!七月廿八日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...蕪村の駄句は十に二...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...駄句(だく)だに出(い)でず...
福田英子 「妾の半生涯」
...一番の汽車にて鎌倉に赴く道々うかみ出づる駄句の數々...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...の駄句にもならない風景だったが...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...薬師寺や今日は問答無用也などと駄句りつつ塔前に立つ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...雑俳にもなっていない駄句ですゾと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ぼくにも何か書けとあるままに、談古翁しばし黙(もだ)せよ千鳥啼くとかなんとか、即興の駄句二、三を書いて逃げ出す...
吉川英治 「随筆 新平家」
...春海宗匠はしきりに駄句を案じては...
吉川英治 「随筆 新平家」
...駄句り合いは交(か)わされたが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ぼくも駄句ること三句...
吉川英治 「随筆 新平家」
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