...僕が井の哲博士の現象即實在論を駁した樣に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私は昔から人の反駁なぞは余り気に掛けない方で...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...反駁(はんばく)しているものであった...
海野十三 「地球要塞」
...恐らく挨拶がわりに愛嬌半分で披瀝した優越論を糞眞面目に反駁された實業家は...
橘樸 「支那を識るの途」
...二つしか注目に値ひする駁論は出なかつた...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...第一の駁論は、自己に向けられた人間の精神は、自己を思惟するものであるとしか知覺しないといふことから、その本性すなはち本質はただ、思惟するものであることに、このただといふ語が恐らくはまた靈魂の本性に屬すると言はれ得るであらう餘のすべてを排除する意味において、存するといふことは歸結しない、といふのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この駁論に對して私は答へる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これは後に駁論に對する答辯の中で解決せられるであらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この駁論に対して私はここで...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...冗談半分の駁撃(ばくげき)を試みやうと思つて居たが...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...かなり思いきった反駁(はんばく)を試みたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...この人はあらゆることに反駁したのね」二人はうなずいたり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...アハハハ」文三は何と駁(ばく)して宜いか解らなくなッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その反駁をこゝでする事も彼に約したが...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...実にあすこの事務は雑駁ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを反駁的(はんぱくてき)に逆に書いている「吉岡伝」という一本がある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...これを反駁す(五九)ロ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...この小論を草する際に津田左右吉氏の意見を駁する気持ちが幾分か自分にあったことは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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