...雑駁なことは純粋なことに若(し)かない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...中央公論に出た田村論の駁論を義雄が書いてゐるのを知つてゐるから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...因(よつ)て其駁雑(そのはくざつ)を刪(けづ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これは後に駁論に對する答辯の中で解決せられるであらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...もう一つの駁論は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...次に元子説の反対者が「神の意志」を持ち出すのに対する弁駁(べんばく)が插入(そうにゅう)されているが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...公館の饗応においてはいまだ国会のために祝杯を傾けずしてかえってまず陸海軍の人のためにこれを傾くるがごとき雑駁(ざっぱく)なる習慣はいかにして生じたるか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...之を反駁した陸軍の非公式声明(『東朝』四月二十八日付)に見られる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼はいかなる反駁(はんばく)を有するか? 彼は単に否定する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...別に駁議を要すべき所なきを以て...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...逆に反駁(はんばく)しておかねばならぬ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...雑駁に積みたる華麗なる舟...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...前の二つに対しても一一反駁する事は煩わしくもあるし馬鹿気ているからすべて省略する...
森於菟 「屍体異変」
...それにしてもこれを反駁することは甚だたやすい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ反駁したいがためである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼れは外山正一氏の駁論に対して驚かざりしなり...
山路愛山 「明治文学史」
...錯亂症と錯亂症とが駁し合つてみても...
吉川英治 「折々の記」
...武蔵研究者の反駁を予期して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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