...僕の駁論(ばくろん)を述べた時...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...政黨を基礎とするにもあらざる雜駁の内閣を現出するに至れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...で私はあなたの推論を駁(はく)するに止むるが至当です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...固よりその場の座興なれば芸の雑駁は咎むるもの却って野暮の嗤を招かん...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...彼は別段反駁(はんばく)もしませんでした...
夏目漱石 「こころ」
...一向(いっこう)私を反駁(はんばく)しようとしませんでした...
夏目漱石 「こころ」
...何でも例を半ダースばかり挙げて反駁(はんばく)を試みたには恐(おそ)れ入った...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...それだからそんなことは全然私に対する反駁(はんばく)にはなりやしない」「何もあなたに反駁しようとは思いません」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...生田長江氏の左翼の諸作品に対して加えた批評とそれに対する片岡鉄兵氏の駁論(ともに『読売新聞』所載)および川端康成氏の『文藝春秋』二月号の時評等の対立によりてこの同じ問題が再燃しようとしている...
平林初之輔 「二つの文学論」
...一議したがって出ずれば一説したがってこれを駁し...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...例えば賛辞への反駁として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...先生は躍起となって弁駁する...
武者金吉 「地震なまず」
...自ら駁(ばく)しても見る...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...わたしが同じ程度の屁理屈で反駁し得ないような意見は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...余が君に遇ふや屡(しば/\)論駁の鋒を向けぬ...
山路愛山 「北村透谷君」
...それは……」というような反駁の言葉を一時に頭の中で閃(ひら)めかしながら……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...法然の「選択(せんじゃく)本願念仏集」やその他の教理を反駁して...
吉川英治 「親鸞」
...かつ反駁し得ないように...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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