...昇の言葉とそれに對する反駁とを語り...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...中央公論に出た義雄論を反駁して...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一時論壇は裸体画論を盛んに戦わして甲論乙駁(こうろんおつばく)暫(しば)らくは止まなかった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...スタイルからあらゆる特異性を棄てろと云ふアナトオル・フランスの説を駁して...
堀辰雄 「(ポオル・モオランの「タンドル・ストック」)」
...あたかも反駁(はんばく)するかのように...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...甲論乙駁(こうろんおつばく)...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...その反駁をこゝでする事も彼に約したが...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...従ってもしこれが正当十分に反駁されていたのであるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...とにかく随分雑駁(ざっぱく)な学問のしようをしているらしいと云う事だけは判断が出来た...
森鴎外 「かのように」
...」こういってわたくしは女の毎区有主説に反駁(はんばく)を試みた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...雑駁に積みたる華麗なる舟...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...当時の権威者たるVoit(フオイト)の標準で駁撃(はくげき)した時も...
森鴎外 「妄想」
...反駁に対して我々の感情を微妙にするものはないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このときは多少真面目な口吻で矢代を扶けて反駁した...
横光利一 「旅愁」
...ムキになつて駁論したものだ...
吉川英治 「折々の記」
...主戦派の猛烈な論争も火の如く駁(ばく)されたが...
吉川英治 「三国志」
...それを指図した朝倉家の将たちが口を揃えて反駁(はんばく)した...
吉川英治 「新書太閤記」
...人類自身が大型類人猿から分化したかしないかの時期だったというのに?だが今や理性の支配力は反駁し難いほど揺らいでいるようだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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