...なかんずく必要な野獣を飼い馴らすことを覚えるようになっても...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...何事にも小器用な公高は小鳥を飼い馴らすのが上手でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...「鹿を飼ひ馴らす事の出来る人なら...
薄田泣菫 「茶話」
...どうせ自分は動物を馴らすのが下手なのだから...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...圖は青銅の鎧きるアカイア人と馬馴らすトロイア人の戰鬪を寫す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...馴らすに難き六歳の 655騾馬なり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自身の家庭に居馴らすことができてこそ...
徳田秋声 「仮装人物」
...手を馴らす意味で...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...それでまず身体を馴らすことにした...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...サーカスの獣を馴らす鞭(むち)の方法にさえ例えられているが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この馬を馴らすつもりで...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...野獣でも馴らすわけでもあるまいし...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...インド等で野象を馴らすも似いるがそれは徐々出来(でか)すのだから馬擾しほどに眼を驚かさぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...我々が猫・犬・兎・などを一緒に馴らすのは日常普通のことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「あのぶっくれ舟を馴らすにゃあ肝煎(きもい)るだよ」私は答えなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...馴らすのに骨が折れそうだ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...手の指を馴らすんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...檻(おり)に入れて飼い馴らすまでは...
吉川英治 「新書太閤記」
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