...「子供の時悧巧(りかう)でも大人(おとな)になつて馬鹿になるものがある」と云つたのを孔融(こうゆう)が聞いて...
芥川龍之介 「才一巧亦不二」
...そうだ! 僕はもっと馬鹿になる修業を積まなければならない...
大杉栄 「続獄中記」
...つまり馬鹿になる...
高神覚昇 「般若心経講義」
...もつと馬鹿になるか...
種田山頭火 「其中日記」
...今(いん)ま半べのような馬鹿になる...
壺井栄 「大根の葉」
...」健はつねづね馬鹿になるのが...
壺井栄 「大根の葉」
...かつ考えれば考えるほど馬鹿になる考えだが...
夏目漱石 「坑夫」
...貰(もら)う積りだのと布衍(ふえん)すればする程馬鹿になる許(ばかり)だから...
夏目漱石 「それから」
...そうだ馬鹿になるはずがない...
夏目漱石 「明暗」
...此んなことしてたら全く馬鹿になる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まさか一人の女のためにこんな馬鹿になるとは思いもしなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...あまり度が過ると馬鹿になる...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...と言うにきまっているんだよ!木魚の音が先きかコエの匂いが先きかどっちもどっちで相手をとがめてキリが無いのだ馬鹿は死ななきゃ治らないと言うけれどほかのことでは賢い父とこちらの小父さんが二人で向い合うと馬鹿の中でも一番の馬鹿になるそうだ...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...半年以上この地にいる者は必ず何らかの意味で馬鹿になるからだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...馬鹿になるよりしようがない...
横光利一 「欧洲紀行」
...どこまで馬鹿になるものか...
横光利一 「旅愁」
...馬鹿になることの名人だった...
吉川英治 「源頼朝」
...じいんと鼓膜(こまく)が馬鹿になるような熱さだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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