...いざ子ども利鎌(とがま)とりもち宇野麻呂が揉み上げ草を刈りて馬飼へ...
芥川龍之介 「格さんと食慾」
...「今から後は天皇の御命令のままに馬飼(うまかい)として...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...かような次第で新羅の國をば馬飼(うまかい)とお定め遊ばされ...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...馬飼うような人だで...
徳田秋声 「足迹」
...秋の菓物杉深き溪を出で行けば草山の羊齒の黄葉に晴れ渡る空鹽谷のや馬飼ふ山の草山ゆ那須野の霧に日のあたる見ゆ(下野鹽原の奥)山梨の市の瀬村は灯ともさず榾火がもとに夜の業すも(多摩川水源地)瓜畑に夜を守るともし風さやり桐の葉とりて包むともし灯黄葉して日に/\散ればなり垂れし庭の梨の木枝の淋しも二荒山いまだ明けねば關本の圃なる梨は露ながらとる羇旅雜咏八月十八日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...馬飼(うまかい)の籠から...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...青野の馬飼ひだつた源兵衛さんは六尺豊かの大男だつたから祭りの時には何時も天狗になつた...
牧野信一 「熱い風」
...牛馬飼養の証左ある由は...
南方熊楠 「十二支考」
...馬飼いは馬の良種を選み...
南方熊楠 「十二支考」
...雲雀(ひばり)は元馬飼であったという話がある...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...調べてみると馬飼の士卒が結託して馬を盗みだし...
吉川英治 「三国志」
...侯成は聞きつけて馬飼の者どもを追いかけ...
吉川英治 「三国志」
...馬飼というのは、いわゆる馬廻り役の小者であろう...
吉川英治 「三国志」
...張遼の馬飼と、太史慈の部下戈定とは、その晩、城中の人なき暗がりでささやき合っていた...
吉川英治 「三国志」
...城中攪乱を目論(もくろ)んでたちまち看破されてしまった張本人の戈定(かてい)と馬飼の小者だった...
吉川英治 「三国志」
...密命をうけた彼ら二十人の家士は、笠売り、鏡研(かがみと)ぎ、馬飼い、放下師(ほうかし)などのさまざまに姿をやつして、鎌倉府内へ入りこんでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...(馬飼(うまかい)の厩(うまや)掃除なら...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬飼の馬小屋だの...
吉川英治 「親鸞」
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