...この薬は馬酔木から作られる...
...馬酔木の実はとても毒があるので、食べてはいけない...
...あの公園にはたくさん馬酔木の木が植えてある...
...馬酔木の花が咲く季節は、とても美しい...
...馬酔木の葉っぱを触るとかぶれることがあるので、注意が必要だ...
...馬酔木は折節の独り言かも知れぬ...
薄田泣菫 「森の声」
...例のスタイルで元寛さんがやつてきた(馬酔木さんはおくれて逢へなかつたので残念)...
種田山頭火 「行乞記」
...午後はこの部屋で、三八九会第一回の句会を開催した、最初の努力でもあり娯楽でもあつた、来会者は予想通り、稀也、馬酔木、元寛の三君に過ぎなかつたけれど、水入らずの愉快な集まりだつた、句会をすましてから、汽車辨当を買つて来て晩餐会をやつた、うまかつた、私たちにふさはしい会合だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...唐辛苗七本三銭一金十七銭 焼酎壱合五勺一金八銭 石油二合一金五銭 醤油一合一金五銭 塩一金四銭 なでしこ一金九銭 ハガキ六枚・月草を植ゑて一人・鉢の子の米の白さよ・注連を張られて巌も五月・初夏や人は水飲み馬は草喰み二句追加・うごかない水へ咲けるは馬酔木の花で・ゆく春の身のまはりいやな音ばかり五月三十日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...咲かない馬酔木の芽のうつくしさ平山から瀬尻へ...
種田山頭火 「旅日記」
...朝霧晴るゝお山おりる人のぼる人・ゆつくりのぼる馬酔木まつしろつかれてうづくまるところしやがさきみだれ・ぬれていたどりのさてもさびしくなつかしく・すゝめられてこれやこのあんころ餅を一つ・切株に腰かけて遠い遠い昔・杉山しんしんしよんべんしよう・霧...
種田山頭火 「旅日記」
...馬酔木(あしび)の花は樹の花の中でも立派なものだ...
土田杏村 「あしびの花」
...馬酔木の花を見ると...
土田杏村 「あしびの花」
...をしのすむ君がこの山斎(しま)けふ見れば馬酔木の花もさきにけるかも池水にかげさへ見えてさきにほふ馬酔木の花を袖に扱入(こゐ)れないそかげの見ゆる池水照るまでにさけるあしびの散らまく惜しもところがこれらの作に歌はれた馬酔木(あしび)は...
土田杏村 「あしびの花」
...馬酔木の花はそんなに早くは咲かないといふのだ...
土田杏村 「あしびの花」
...一一月「西遊歌」を「馬酔木」に発表...
長塚節 「長塚節句集」
...馬酔木(あしび)も時々用いたが...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...春は馬酔木林と辛夷の美しい樹林...
橋本多佳子 「椎の実」
...「城門のくづれてゐるに馬酔木(あしび)かな」という秋桜子(しゅうおうし)の句などを口ずさんでいるうちに...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...丁度いまをさかりと咲いていた一本の馬酔木をふと見いだしたときだった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...大来皇女(おおくのひめみこ)の挽歌(ばんか)にある「石(いそ)のうへに生(お)ふる馬酔木(あしび)を手折らめど……」の馬酔木はこれでなくてはとおもった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...馬酔木(あしび)をベリベリ柴と呼び...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...大きな馬酔木がじつに多い...
吉川英治 「随筆 新平家」
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