...鶯の如き吭(のど)ありといふ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...急いで自分の吭(のど)を突いた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...ぐったりとした吭笛(のどぶえ)のところは...
徳田秋声 「仮装人物」
...戯れに銀子の松次を寝かしておいて吭(のど)を締め...
徳田秋声 「縮図」
...それも棒が吭(のど)へ閊(つか)えたようで...
徳田秋声 「縮図」
...而(しこう)して彼は自(みず)から江戸の咽吭(いんこう)たる豆相(ずそう)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...忽然(こつぜん)として天外より江戸湾の咽吭(いんこう)なる浦賀に落ち来れり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これから毎朝(まいてう)の吭(のど)へ曲つた金属の管(くだ)を插してその中からコオフイイや茶やスウプや柔かにしたパンを入れてくれると云ふ事になつた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...其刃(やいば)を横に吭(のど)に突き立て...
森鴎外 「大塩平八郎」
...これは吭(のど)を突いて俯伏(うつぶ)してゐる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それまで蛇の吭(のど)から鳥の死骸を引き出そうとしていた小僧が...
森鴎外 「雁」
...「なぜ白状しないか」と叫んで玄機は女の吭(のど)を扼(やく)した...
森鴎外 「魚玄機」
...周囲(まはり)の人がなか/\その手を吭から放すことが出来なかつた...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...吭(のど)の調子は合った...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...己の吭(のど)を少しいたわって貰いたい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...吭(のど)からと絃(いと)からと出る声と声とが綯交(ないまぜ)になると来ている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...吭(のど)は紫掛かつて赤く...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...吭(のど)の下に丁度匕首で刺されたやうな...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
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