...我吭(のんど)の喝采を博するに足るを驗(ため)し得たれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...次に吭(くび)を斬って死刑に処するのであった...
田中貢太郎 「続黄梁」
...ぐったりとした吭笛(のどぶえ)のところは...
徳田秋声 「仮装人物」
...それも棒が吭(のど)へ閊(つか)えたようで...
徳田秋声 「縮図」
...而(しこう)して彼は自(みず)から江戸の咽吭(いんこう)たる豆相(ずそう)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...足の方を吭(のど)へ向けて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...は吭(のど)をふくらませて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...右の手の平で吭を締めて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...とどめは己が刺す」九郎右衛門は乗り掛かって吭(のど)を刺した...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...佐野さんがお蝶の吭(のど)を切ってから...
森鴎外 「心中」
...周囲(まはり)の人がなか/\その手を吭から放すことが出来なかつた...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...己の吭(のど)を少しいたわって貰いたい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あの方がいらっしゃると吭(のど)を締められるようですの...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...吭(のど)からと絃(いと)からと出る声と声とが綯交(ないまぜ)になると来ている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...吭を鳴らしてくれるなんと云うことは己には駄目だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...吭(のど)の天井から恐ろしい勢で火(かえん)が涌き出る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...吭(のど)は紫掛かつて赤く...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...恐しいある物が吭(のど)を締め付(つけ)ているようである...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
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