...馬簾で部屋を仕切る...
...馬簾がゆらめく音が聞こえる...
...お店の入口に馬簾がかかっている...
...馬簾を上げると中に人がいた...
...風が強くて馬簾が揺れている...
...「立ん坊か」と云ったまま宗近君は駱駝(らくだ)の膝掛(ひざかけ)の馬簾(ばれん)をひねくり始めたが...
夏目漱石 「虞美人草」
...大蕪菁(おおかぶら)の馬簾(ばれん)を揉んで急襲し...
吉川英治 「上杉謙信」
...勝頼をめぐる幾多の旗さし物や馬簾(ばれん)や母衣(ほろ)や伝令旗や...
吉川英治 「新書太閤記」
...燦(かがや)く金瓢(きんぴょう)の馬簾(ばれん)をいつまでも見送っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鼓手(こしゅ)、邏卒(らそつ)、馬簾(ばれん)、軍監(ぐんかん)、乗り換え馬――小荷駄、物見、大荷駄(おおにだ)など、無慮七千五百騎ばかり、見る者をして頼もしさを抱かせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...金瓢(きんぴょう)の馬簾(ばれん)を中心に...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬簾(ばれん)とともに押し流さるるように軍勢の中に見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...山門のわきに立てていた金瓢(きんぴょう)の馬簾(ばれん)を預って...
吉川英治 「新書太閤記」
...すでに湖岸の道を蜿蜒(えんえん)と北江州へ前進してゆく金瓢(きんぴょう)の馬簾(ばれん)や夥(おびただ)しい旌旗(せいき)の中に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこに立った馬簾(ばれん)を見...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬簾(ばれん)などの先に立って驀(まっ)しぐらに...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼方へ奔(はし)る金幣(きんぺい)の馬簾(ばれん)一つを各目がけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...生涯の思い出多き――鬼柴田の名と共に今日まで陣営に掲げて来た――金箔捺(きんぱくお)しの御幣の馬簾(ばれん)を自身の手に取って...
吉川英治 「新書太閤記」
...その馬簾を振りまわしつつ...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬簾(ばれん)を守れ」勝助は...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬簾の下を離れぬように」戒(いまし)めて...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬簾の下にも、いまは十人ほどしか残っていない...
吉川英治 「新書太閤記」
...金扇(きんせん)の馬簾(ばれん)が...
吉川英治 「新書太閤記」
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