...産地は馬来地方……」「もう沢山だ」と私は悲鳴をあげた...
海野十三 「獏鸚」
...支那人だの馬来(マレイ)だのハワイアンだの印度(インド)だの...
谷譲次 「踊る地平線」
...支那街と馬来(マレイ)芝居と支那映画「愛国魂」五巻...
谷譲次 「踊る地平線」
...ハワイ海戦や馬来(マレイ)沖海戦の報を聞いた時も...
中島敦 「斗南先生」
...馬来(マレイ)やビルマ方面に陸軍の参謀としても勇名をとゞろかした人物でね...
林芙美子 「浮雲」
...「こんど濠州のA・M・S(濠州・馬来汽船会社)の法律顧問になるらしい...
久生十蘭 「悪の花束」
...黒髪は王者を呼ぶに力わびず竜馬来たると春の風聴くこれは第二集「小扇」(明治三十七年一月出版)の巻尾の歌で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...馬来(マライ)半島渡来の竹籐(ラタン)で籠編(かごあ)みにできていて...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...馬来(マライ)半島に残存している野鶏だけがホントウの鶏である...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...換言致しますれば、一切の人間の心理遺伝は、その近い先祖たちの各個人個人の特徴をあらわすと同時に、ずっと大昔の野蛮未開時代に、各方面から入れ混(まじ)って来た、各人種の心理的特徴をも、併せて現わしておりますので、一口に日本と申しましても、その骨相と性格の中には、蒙古(もうこ)、印度(インド)、馬来(マレイ)、猶太(ユダヤ)、拉甸(ラテン)、アイヌ、スラブ等の各民族の風采と性格が、切っても切れない因果関係をもって結ばり合つつその人間の特徴を作り出しているので御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今日は馬来(マライ)人の正月で公休日とのこと...
横光利一 「欧洲紀行」
...シンガポールの両替屋の馬来人が最初である...
横光利一 「欧洲紀行」
...馬来やシャムやビルマでは共産運動が盛んになるに従って...
横光利一 「上海」
...馬来にいる中国人と英人と日本人との三つの混合は...
横光利一 「上海」
...夫人は一歳の赤ん坊を伴(つ)れて馬来(マレイ)に護謨(ごむ)栽培をやつて居る良人(をつと)の許(もと)へ健気(けなげ)にも初めて旅行するのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...博物館の規模は東京のに比べて小さいが、馬来(マレイ)、印度(インド)、南洋諸島等の動植物、古噐物(こきぶつ)、風俗資料の彙(ゐ)類は可(か)なりに豊富で、陳列法も親切に出来て居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...又は半襦袢(じゆばん)一枚の下に馬来(マレイ)人のする印度更紗(インドさらさ)の赤い腰巻(サロン)をして...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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