...馨が奧の間へ引ツ込んだ時のことで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...比較的に子飼ひながら育てた馨にあとを繼がせようとしたのも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お君に向ふ馨のあの嬉しさうなざまを見ろ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...木綿着だが小ざツ張りした姿の馨が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その爽快(そうかい)な苦味は善言の余馨(よけい)を思わせると言った...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...仮令(たとい)馨子凱歌の中に光栄の桂冠(けいかん)戴(いただ)くを得ざりしにせよ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お馨さんが髪と骨になって日本に帰って来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お馨さんの父者人...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お馨さんの学友がオルガンを弾いて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼の園内の梅の下に立ち白い花を折って黒髪に插(さ)すお馨さんの姿をまざまざと眼の前に見た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...死んだお馨さんは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...苦調凄金石、 清音入杳冥、 くちょうきんせきよりもすさまじく せいおんようめいにいる蒼梧来怨慕、 白動芳馨、 そうごはえんぼをいたし はくしはほうけいをうごかす流水伝湘浦、 悲風通洞庭、 りゅうすいしょうほにつたわり ひふうどうていにつうず曲終人不見、 江上数峰青、 きょくおわりてひとみえず こうじょうすうほうあおし...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...都筑馨六氏先づ在りて翁と政変を語り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...しづかな柚子の馨...
中勘助 「銀の匙」
...多分この裏にでも印度素馨(ジヤスミン)が植わつてゐるのだらう...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...井上馨のもとにもってきた...
蜷川新 「天皇」
...井上(馨(かおる))大蔵少輔...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...まもなく素馨とミモザがつづき...
久生十蘭 「だいこん」
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