...家にゐては義雄の弟の馨の部屋へ行き...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「馨! 馨! 馨はゐないかい?」「はい」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お君に向ふ馨のあの嬉しさうなざまを見ろ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...当日被告一同の弁護人として、花井卓蔵、塩谷恒太郎、三好退蔵、小木曽義房、太田資時、長島鷲太郎、小川平吉、竹内平吉、信岡雄四郎、今村力三郎、中鉢美明、黒須龍太郎、戸口茂里、平岡万次郎、斎藤次郎、高橋四郎、小林茂八、大島染之助、大野清茂、中村英嘉、伊東昌春、林民五郎、黒羽源治、木村嘉吉、中村勘蔵、山田武、岡馨が出廷した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その他、なお、舎利塔、位牌、如意、持蓮(じれん)、柄香炉(えこうろ)、常花(とこはな)、鈴(れい)、五鈷(ごこ)、三鈷、独鈷(とっこ)、金剛盤(こんごうばん)、輪棒、羯麿(かつま)、馨架(けいか)、雲板(うんばん)、魚板(ぎょばん)、木魚(もくぎょ)など、余は略します...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...よくお馨さんに肖て居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一千九百○九年基督降誕(クリスマス)になりてブルックリンにて馨子御姉上様に七明治四十三年二月三日...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...八お馨さん死去の電報に接して二週間目の二月十六日...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一月十三日米国ブルックリンにて岩倉馨子姉上様彼世(あのよ)からのたよりが又一つ来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お馨さんの父者人...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...短く此生に生きたお馨さんは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...素馨(ジャスミン)の花は咲きそめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第二の犠牲者「あの女が関子と言うんだとよ」「成程大変なシャンだ」「殺された石井馨之助の娘だぜ」「フーム」「オイオイ前の方は帽子を取ってくれ」「後ろは拝めねえぜ」こんな騒ぎが...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...字は世馨(せいけい)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「星池秦其馨、書法遒逸、名声日興、旧嘗遊崎陽、私淑呉人胡兆新、遂能伝其訣、独喜使羊毫筆」と五山堂詩話に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...影入屠蘇盃裏馨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...印度素馨(そけい)の花の匂いが門に漂う...
横光利一 「欧洲紀行」
...鐘の音、馨の音、誦經、建築、墓門、莊嚴具、一切が古い感覺をさそひ、若い人たちにとつては、親しみを拒みこそすれ、何の隨喜にもならないものばかりだ...
吉川英治 「折々の記」
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