...按(あん)ずるに鍾馗(しようき)大臣の如き...
芥川龍之介 「八宝飯」
...されど小児の時余の尤(もっと)もおそれたるは父と家に蔵する鍾馗(しょうき)の画像なりしとぞ...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...鍾馗かも知れねえ...
太宰治 「お伽草紙」
...床の間の金太郎や鐘馗(しょうき)もさびしげに見えた...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...鍾馗か……風景は...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...あちこちに首を馗(あつ)めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鍾馗面(しょうきづら)に...
火野葦平 「花と龍」
...私のためにはただ一枚の鍾馗(しょうき)の絵が飾られたきりであった...
堀辰雄 「幼年時代」
...僕は鍾馗(しょうき)につかまった小鬼のように吃驚(びっく)りした...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...上げたり下げたりして貰ふめえぜえ」とか「紙幟(のぼり)の鍾馗といふもめツけへした中揚底(なかあげぞこ)で折がわりい」とか...
水野葉舟 「言文一致」
...辟邪の力ある槌を鍾馗と崇めたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...温鍾馗は二公子を白眼に視(み)て...
森鴎外 「魚玄機」
...鍾馗の諢名(あだな)のある于思目(うさいかんもく)の温が...
森鴎外 「魚玄機」
...鍾馗と云うのは、容貌(ようぼう)が醜怪だから言うのだ...
森鴎外 「魚玄機」
...それ以来この鍾馗は出たことがないが...
山本笑月 「明治世相百話」
...殷馗の予言した五十年目にあたりますのじゃ...
吉川英治 「三国志」
...鍾馗(しょうき)のお馬印(うまじるし)が見えるわ! まさしく...
吉川英治 「新書太閤記」
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