...今度の事件の恐るべき首魁のことを考えているのです」「しかし、その首魁は、死んでしまったではありませんか」「僕には、何(な)んだか、それが信じられないのです」流石の鬼警部も、明智のこの奇怪千万な言葉には、あっけにとられてしまった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...それは皆「恐怖王」と自称する首魁(しゅかい)からゴリラ男と覚しき人物に送られた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...七十万ポンドはなくなってしまったのだ!第三十三章 首魁の没落この世の中にこれほどの顛倒は決してなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...旗を挙げ闕(けつ)に趨(はし)るの首魁と為らんとす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「首魁」でないことは云うまでもなく...
戸坂潤 「社会時評」
...全国の警察がいま総がかりで捜索していていまだに見つからない秘密結社の首魁(しゅかい)が...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...その首魁(しゅかい)たる者二...
福沢諭吉 「旧藩情」
...うまく行ったか」「首魁(しゅかい)の化物刑部めは...
吉川英治 「大岡越前」
...大賢良師張角と称していた首魁(しゅかい)こそ...
吉川英治 「三国志」
...陰謀の首魁蹇碩(けんせき)を血まつりにあげん」と...
吉川英治 「三国志」
...首魁(しゅかい)の良忠は...
吉川英治 「私本太平記」
...首魁(しゅかい)と見られる者四人を...
吉川英治 「私本太平記」
...じつを申しあげますが」「じつをとは」「酢屋(すや)に押入った先夜の首魁(しゅかい)四名の者は...
吉川英治 「私本太平記」
...首魁(しゅかい)の大賀弥四郎の陰謀は...
吉川英治 「新書太閤記」
...それらの因をなせる謀略の首魁(しゅかい)勝家を討つには...
吉川英治 「新書太閤記」
...首魁(しゅかい)の浄憲法師が...
吉川英治 「親鸞」
...首魁の不死人は刑部省の牢で獄死したと...
吉川英治 「平の将門」
...――すなわち、同族良兼、源護(まもる)、右馬允(うまのすけ)貞盛、ならびに、公雅(きみまさ)、公連(きみつら)、秦清文(はたのきよぶみ)等に協力して、暴徒を鎮圧、首魁将門を捕え、これを、朝(ちょう)にさしのぼすべきものなり)と、いうのである...
吉川英治 「平の将門」
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