...羅馬に名高き尼寺の首座をば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...左は検定試験上りの古手の首座訓導...
石川啄木 「雲は天才である」
...首座は甚だ迷惑といふ風で黙つて下を見た...
石川啄木 「雲は天才である」
...校長と首座と女教師と三人六箇の耳に達した時...
石川啄木 「雲は天才である」
...何でしたつけナ、初の句は?(と首座訓導を見る、首座は、甚だ迷惑といふ風で默つて下を見た...
石川啄木 「雲は天才である」
...拾翠菴の海首座(かいすそ)に頼み...
上村松園 「軽女」
...近い方のボートの艇首座に身を丸くしてちぢこまった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...」と艇首座に坐っていたグレーが言った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...相州さまが執権として幕府の首座に居られるのが気に食はぬとは言つても...
太宰治 「右大臣実朝」
...そこで己はタムビノ僧院のバイシウス首座に手紙の返事を遣つた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...一心斎は麻の裃(かみしも)に鉄扇(てっせん)を持って首座の少し前のところへ歩み出る...
中里介山 「大菩薩峠」
...首座のあたりには各流の老将が威儀をただして控えている中に...
中里介山 「大菩薩峠」
...この一勤は厚首座といい...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...茂庭周防は首座である...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...正面には長老、首座(しゅそ)、以下順に東西二列となって、紫金紅金(しきんこうきん)の袈裟(けさ)光りもまばゆく立ち流れて見えたのは、維那(いの)、侍者(じしゃ)、監寺(かんす)、都寺(つうす)、知客(しか)、書記らの役僧たちか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...首座も手がつけられないとみたか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先頃も梅林庵の海首座(かいしゅそ)を通して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...懐奘を首座(しゅそ)に請じたのは道元三十七歳の暮れであるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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