...自分のほうが首ったけの大あつあつになっちまう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...「私すっかり首ったけになりましてよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...首ったけ惚(ほ)れてごらんなさい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ファーガソンが首ったけなのはまるわかりだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...南玉は、小藤次も、深雪も、気にかけずに「この岡田様が、この姪の、お綺麗なところに、ぞっこん惚れ奉って、えへへ――まずこういう工合でござります、下世話に申します、首ったけ」扇を、顎の下へ当てて、頸を延した...
直木三十五 「南国太平記」
...俺が、首ったけなら、お前が、臍ったけ、好いてくれりゃあ、只今死んじまってもええと、こういう御心底だ...
直木三十五 「南国太平記」
...中でも首ったけの二人」「誰と誰だ」「板倉屋の養子幸吉と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの人に首ったけになることはむずかしいことではありませんからね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...……もう、首ったけなんだ...
久生十蘭 「金狼」
...……七つも齢下の定太郎にじぶんの方から首ったけになって二進(にっち)も三進(さっち)もゆかぬようになり...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...首ったけになるよ...
火野葦平 「花と龍」
...おマンに首ったけで...
火野葦平 「花と龍」
...もともとが、仲直りやもの」「染奴さん、なんか知らんばってん、嬉しそうやな? 逢いたい人があるとじゃろ?」「当った」と、露骨に、にやにやして、「あたし、このごろ、玉井金五郎親分に、首ったけなのよ...
火野葦平 「花と龍」
...どこかの宿駅(しゅくえき)で彼に首ったけ惚れこんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...博士に首ったけ惚れてうるさくてしょうがなかったとか...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...首ったけ――てんだ...
牧逸馬 「舞馬」
...こんな男にお蔦ともあろう女が首ったけとは...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...あの女に首ったけの人間がいたんです」万三郎は話をそらした...
山本周五郎 「風流太平記」
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