...秘密の答を饒舌(しゃべ)り続けると云う事です...
芥川龍之介 「妖婆」
...また無益な饒舌(おしゃべり)は慎まねばならぬというわけで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...何か饒舌(しゃべ)ってらあ...
谷譲次 「踊る地平線」
...例の饒舌僧とまた同宿した...
種田山頭火 「行乞記」
...外債を募るのが一番好結果を得る方法だと云ふ説明を饒舌(しやべ)つた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...いろいろ忠告めいたことを饒舌っていた...
豊島与志雄 「或る素描」
...」それから彼はいろいろなことを饒舌った...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...彼女は自分の饒舌(じょうぜつ)が彼を苛立(いらだ)たせてるのを感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...機知と生気とに満ちてる少年の愉快な饒舌(じょうぜつ)を聞くのが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...先刻からあなた一人で皆の分を饒舌(しゃべ)ってるじゃないの...
豊島与志雄 「反抗」
...潤沢(うるおい)の饒(ゆた)かな黒い大きな眼を...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...大陸的な豊饒(ほうぜう)な男の性質に打たれて...
林芙美子 「浮雲」
...私は既に饒舌に過ぎたやうに思はれる...
菱山修三 「再びこの人を見よ」
...礼儀備(つぶ)さに挙がりて財宝多饒なり...
南方熊楠 「十二支考」
...文学は質において果して今日豊饒であろうか...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...そして一つの困難をぬける毎に益生活的に強固になりまさりつつ文学的豊饒さを増してゆくこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...村社において行わるる家内安全五穀豊饒(ほうじょう)を祈る神事で...
柳田国男 「年中行事覚書」
...別後知君饒好句...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索