...預(あらかじ)め酒饌(しゆせん)を具(そな)へ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...我は恰も消化し難き饌(せん)に向へる心地して...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...三狐の義が饌なるを知らず...
高木敏雄 「比較神話学」
...背布団(せなぶとん)狆(ちん)に著(き)せ紐(ひも)長く持ち十二月二十日京饌(きょうせん)寮...
高浜虚子 「五百五十句」
...青年と仙妃の前には肴饌(ごちそう)が並んだ...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...李と粟飯を神饌として献る古例である...
中勘助 「府中のけやき」
...して見ると鼠は支那で立派な上饌(じょうせん)でない...
南方熊楠 「十二支考」
...和歌山県の神主の総取締りする人が新聞で公言せしは、神社は正殿、神庫、幣殿、拝殿、着到殿、舞殿、神餐殿、御饌殿、御炊殿、盛殿、斎館、祓殿、祝詞屋(のつとや)、直殿、宿直所、厩屋、権殿、遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて、いかに神林大いに茂り四辺神さびたる神社を見るも、設備足らずとてこれを滅却す...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...朝夕の飲饌の世話などは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒をして手を食饌の事に下さしむることがあつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...酒饌(しゆぜん)の出づるを促した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...神饌(しんぜん)は酒...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...青魚(さば)の煮肴が上条の夕食の饌(せん)に上(のぼ)ったために...
森鴎外 「雁」
...日々の饌(ぜん)も獻立がむづかしくなつた...
森鴎外 「栗山大膳」
...それから朝餉(あさげ)の饌(ぜん)に向った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...饌には必ず酒を設けさせた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...夕の御饌が嘗であるのに...
柳田国男 「海上の道」
...神饌の供御(くご)などがあった後...
吉川英治 「平の将門」
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