...郊外に隠棲している友人が或年の夏小包郵便に托して大きな西瓜を一個(ひとつ)饋(おく)ってくれたことがあった...
永井荷風 「西瓜」
...わたくしは折角西瓜を人から饋(おく)られて...
永井荷風 「西瓜」
...隣家へ饋ればよいという人があるかも知れぬが...
永井荷風 「西瓜」
...わたくしは人の趣味と嗜性(しせい)との如何を問わず濫(みだり)に物を饋ることを心なきわざだと考えている...
永井荷風 「西瓜」
...私に人に饋(おくり)ものすべからず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...又私に人に饋ものす可らずと言う...
福沢諭吉 「女大学評論」
...饋レ我真成両奇絶...
牧野富太郎 「植物記」
...康子薬を饋(おく)る...
和辻哲郎 「孔子」
...季康子は孔子の病を聞いて薬を饋(おく)るという心づかいをした人なのである...
和辻哲郎 「孔子」
...前にあげた康子(こうし)薬を饋(おく)るの一節のみであろう...
和辻哲郎 「孔子」
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