...スコツトランドのある墓地にある一本の水松はその幹のまはりが八丈七尺ある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...およそ長さ七尺、幅三尺くらいの地面にて、一人前に相当する埋葬地、ロンドンにては四百円くらいの価なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...(七尺の屏風も躍らばよも踰えざらん)の一句は...
上村松園 「軽女」
...無謀にも七尺あまりも走った後...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...幅六七尺にして十字形を為して東西に分れ...
関寛 「関牧塲創業記事」
...七尺の高さにすぎなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お由羅が入ると、青い衣をつけた、三十余りの侍が、部屋の隅から、御辞儀をして「用意、ととのうております」部屋の真中に、六七尺幅の、三角形の護摩壇が設けられてあった...
直木三十五 「南国太平記」
...かかる甲冑を着けたものは少なくとも身の丈(たけ)七尺くらいの大男でなくてはならぬ...
夏目漱石 「倫敦塔」
...わたしは高さ七尺(しゃく)(約二メートル)...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...〈田常斉の国中の女子長(たけ)七尺以上なるを選み後宮と為す...
南方熊楠 「十二支考」
...右の画四十七丈七尺八寸...
南方熊楠 「十二支考」
...じっと立って見ていた七尺余りの男があった...
柳田国男 「山の人生」
...三尺の雄刀七尺の身...
山本周五郎 「新潮記」
...珍なのは市川鼻升の「勧進帳」、常盤座の舞台開きに堂々と演じたが、幕外の六法は例の緞帳、花道はほんの斜めに六、七尺、よんどころなく後ずさりに舞台上手まで逆戻り、いざ六法で金剛杖を取り直すと、緞帳の綱に引っかかって新規やり直し、馴れぬ舞台の飛六法は弁慶一期の大難儀...
山本笑月 「明治世相百話」
...地上七尺も跳び上がって...
吉川英治 「剣難女難」
...七尺の偉丈夫も、魂を掻きむしられ、沈吟(ちんぎん)、去りもやらず、鏡の中に映る彼女のほうを偸(ぬす)み見していた...
吉川英治 「三国志」
...呂布は身長(みのたけ)七尺ゆたかな偉大漢なので...
吉川英治 「三国志」
...木村助九郎の肘(ひじ)がまるで七尺も伸びたかのように眼に映った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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