...故に懲治を受けたる者は饑饉(ききん)においても救われ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...これをなにか飢饉年の乱暴人のごとく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...パリ市民が饑饉に苦しんでいる時...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...饑饉(ききん)があるの...
太宰治 「駈込み訴え」
...ロシアの飢饉と反革命...
徳永直 「白い道」
...饑饉の年でも決して...
中里介山 「大菩薩峠」
...凶作飢饉に備へる爲に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで飢饉(ききん)地方の住民のように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...飢饉の時に際してはその嫩(わか)き苗葉を採りゆでて水に浸してその苦味を淘浄し油塩に調えて食する事が書いてある...
牧野富太郎 「植物記」
...そして絶えず飢饉または外敵により襲われる不安の中に生活している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...長い一般的な飢饉に次いで消耗性の悪疫が起り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてそれに伴う飢饉が...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...従って飢饉の主たる原因の一つであると云い得よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一五八五年には兵乱はペリゴール州においていよいよはなはだしく、それに饑饉あり、ペストあり、大いにモンテーニュの死に関する思索を刺激したにちがいない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さきの饑饉の驚きを保ったまま...
柳田国男 「故郷七十年」
...饑饉(ききん)と疫病(えきびょう)との頻発する当時の生活には...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この種の飢饉は早急に止むものではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...現前の飢饉惨苦については彼はただいう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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