「饉」の意味
食物が不足すること
小説での「饉」の使い方
...飢饉に乘じて富豪が買占を爲る...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...これをなにか飢饉年の乱暴人のごとく...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...パリ市民が饑饉に苦しんでいる時...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...饉死(がし)するより外にしようのなくなった...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...飢饉(ききん)、不正利得、困窮から来る売淫(ばいいん)、罷工から来る悲惨、絞首台、剣、戦争、および事変の森林中におけるあらゆる臨時の追剥(おいはぎ)、それらももはや恐るるに及ばないだろう、否もはや事変すらもないとさえ言い得るだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...つまり日本人は饑饉で苦んだ事はあるが精神の不安から動搖した事はない...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...おれにはできない――こういう神妙な立ちまわりはおれにはできないと、神尾が兜(かぶと)を脱ぎながら、「何デモ施シガ第一ト心得テ近所ハ勿論(もちろん)、困ルト云ウモノニハ、ソレゾレソノ者ガ身ニ応ジテ施シタガ、ソノセイカ、饑饉ノ年ニハ、毎日毎日日々壱朱ズツ小遣(こづかい)ニシテ遊ンダ、友達ヘモ時ノ会ヲ合ワシテヤルシ、毎晩毎晩、道具ノ市ヘ行ッテ勤メダト思ッテ精ヲ出シタ、売物ノブ市トイウ物ヲ百文ニツイテ四文ズツノケテミタガ、三月ノ中ニ三両弐分ト葉銭ガタマッタカラ、刀ヲコシラエタ」この辺になると、二宮金次郎はだしだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...(饑饉といふやうな不幸もありはするが...
中原中也 「よもやまの話」
...昨年及び一昨年の電力飢饉によって...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...凶作飢饉(ききん)というでもないのですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水飢饉のため、風呂沸かず、据風呂で沸かして運ぶ始末、心地悪し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...随時的の飢饉が時々彼らを襲うこともあろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして飢饉が終るまで人民を慰藉する運動が引き続いて行われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...〔訳註〕第一―三版ではこの次に飢饉を論ずる一パラグラフがあったが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まだお前は飢饉(ききん)のつもりかい...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...天明六七年以来の飢饉になつた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...この大飢饉をしのぎ...
吉川英治 「三国志」
...現前の飢饉惨苦については彼はただいう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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