...照子は毎朝鶏に餌をやりながら...
芥川龍之介 「秋」
...餌を食べさして巣へ逃げる...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...豚の餌を喜んでいましたが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...前後の弁えもなく餌に食いつき鉤にかかる...
豊島与志雄 「文学以前」
...メダカが餌にありついたように...
中里介山 「大菩薩峠」
...その食餌で相当の期間養って置く...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...餌(え)がなくなってたばかりだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...近頃はお染を餌(えさ)にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鳩に餌(えさ)をやったり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さながら蟻が餌を運ぶように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それだけが人間並みの食餌だったが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...食餌は精々良きものを心懸け...
福澤諭吉 「養生の心得」
...故に人々身分惣應に成丈善き食餌を心懸くべし...
福澤諭吉 「養生の心得」
...その餌食(えじき)がいかにまったく私の罠にかかっているかということを示すだけだった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...また虎が餌獣を打たんとて跳びついて仕損じたら周章(あわ)て慙愧(はじい)り二度試みて見ずに低頭して去るとある...
南方熊楠 「十二支考」
...餌を与うるも食わず...
南方熊楠 「十二支考」
...私の餌じきのようよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かあちやん、餌つて何?...
若松賎子 「鼻で鱒を釣つた話(実事)」
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