...きのふは機關銃の餌食となり...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...すべて社会改良家といふものは、猫の餌を見ては、直ぐその生活費を考へ、燕(つばめ)の巣を見ては、屋賃(やちん)を訊かないでは居(を)られない、世話好きの人達である...
薄田泣菫 「茶話」
...かえって我々自身の方が敵の求むる好餌たるの悲運に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そこにミノルカではないが大きな黒い一羽の鶏が餌をあさっている...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...鳥獣の餌になってしまって骨も残らないように...
中里介山 「大菩薩峠」
...父親とは名ばかりの獸物(けだもの)のやうな男の餌になつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...餌を拾う鶏を小舎へ追い込む振りをして...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...食餌は番僧が思いだしたとき...
久生十蘭 「新西遊記」
...その餌食(えじき)がいかにまったく私の罠にかかっているかということを示すだけだった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...そのとき我々は強欲な金持ちどもの餌食になる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...よく彼は何村の谷原だなどといって餌取を意味していた...
柳田國男 「地名の研究」
...ごかいはもちろん魚を釣(つ)るのに使う餌(え)で...
山本周五郎 「青べか物語」
...好餌を喰らわんと...
吉川英治 「三国志」
...祁山(きざん)の鳥獣に饗(きょう)さるる一朝の好餌でしかないぞ」「そういうは仲達であるか...
吉川英治 「三国志」
...などとあらゆる恫喝(どうかつ)や好餌(こうじ)を携(たずさ)えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...摺餌の乳鉢(にゅうはち)を持ちながら立ち上がって答えたが...
吉川英治 「松のや露八」
...好餌をもって誘っても...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伝説によると、有史以前の星間飛行では、彼らはある種の化学物質を吸収して、食餌、呼吸、温度に影響されない状態になった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索