...餌刺の役を勤めてゝ呉れたが...
石井研堂 「元日の釣」
...餌をあさりにきた鵞鳥――ことによると鴨かもしれない――の群の足音と...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
... 125之を餌としてトロイアの野犬の群に與へんず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...小魚は大魚の餌となり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼らを共通な敵の餌食(えじき)としてしまう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
内藤湖南 「支那目録學」
...」とYは箱の中の木兎に餌を与へながらいつた...
牧野信一 「ブロンズまで」
...釣は敏捷(びんしょう)なる針を択ぶことと餌を惜しまぬこととにありと...
正岡子規 「病牀六尺」
...餌は蜘蛛(くも)...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...彼らはその乏しい収穫にある不時の不作が起った結果として飢饉の餌食となるかの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...餌食の荒さはその性質の猛々しさを証拠立てている...
室生犀星 「人真似鳥」
...えびを挽(ひ)いて糠(ぬか)をまぜた餌を一日作っているわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...小鳥に餌(ゑ)をば遣(や)るやうな気安い時を持たなんだ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ついに曹軍の好餌となるしかありますまい」というのであった...
吉川英治 「三国志」
...薬餌(やくじ)の世話に精根を傾けていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...狼の餌(え)となって食い荒らさるる親鸞の終りを見せてくれたなら...
吉川英治 「親鸞」
...しかし私たちは何も建武行賞の餌を争う者ではなし...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...餌(えさ)を拾っているのが眼についた...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索