...「イヱナ」獸なんどの餌としたりと聞く...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...夜が明けると雀のように唄いながら餌をあさりに出てしまった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...釣道具や餌も運び入れられていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...幽霊を釣りだす餌(えさ)をもってきましたよ」蜂矢探偵は血色のいい顔を課長の方へ向けて笑うと...
海野十三 「四次元漂流」
...「坊ちゃんはいつも私に餌(えさ)を下さるから...
竹久夢二 「朝」
...ある時はその鸚鵡に餌(えさ)をやった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...餌(えさ)を猟(と)りに来て...
徳田秋声 「仮装人物」
...餌には乾燥蛹をやる...
豊島与志雄 「文学以前」
...蓆(むしろ)の上で二三羽の鶏が餌を漁(あさ)って歩いていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...獣(けだもの)の餌食(えじき)にしたくないばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕一人がぽつんと餌食を与へられるのではなく...
原民喜 「飢ゑ」
...貉(むじな)の餌食にでもしてやらなきゃ」「いい加減におし圓太郎さんてば」今度はあやうくふきだしそうにさえなりながら番頭...
正岡容 「小説 圓朝」
...激しい不安や恐怖の餌じきにならずにはいられぬのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このために魚が餌につかなくなるものと考え得られる...
武者金吉 「地震なまず」
...小鳥の好きな兵衛(ひょうえ)は明日の朝の餌(え)を摺(す)るのに片肌ぬいで干鰕(えび)をしごいていた...
室生犀星 「荻吹く歌」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...面倒臭いといって沖に放り出されて鯖の餌食にされたんだから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...餌をさそうとしてはまた刺した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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