...餌(ゑば)に飽きたる唐獅子(からしし)も...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...君はそのあいだに餌を掘っていたらいいよ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...餌のために心迷いのしたものじゃから...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...餌(え)にでもなりたいのでしょうよ」婢(じょちゅう)は鬼魅(きみ)の悪い笑いかたをして妹の顔を見た...
田中貢太郎 「蟇の血」
...いやしくも野蛮にして貧乏なればこれを呑滅してもって文明にして富める国の餌食となすを信ずるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...餌には乾燥蛹をやる...
豊島与志雄 「文学以前」
...しかも餌をやる義務さえ尽くさないのは残酷の至りだ」と云う文句であった...
夏目漱石 「文鳥」
...糖も食餌性らしく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...餌となる小魚が頭を下にして鉤(かぎ)の軸に体を貫かれ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...心の眼に今の寄せ餌に集つて来る愛すべき彼女等を視る...
正木不如丘 「健康を釣る」
...鷹に敵する鳥はない橿鳥とても児で足らぬ時は自分も鷹の餌となるを懼るるんだと言い囃す...
南方熊楠 「十二支考」
...大矛の餌食(えじき)にしてやろうと...
吉川英治 「三国志」
...呉の大将韓当は、それを防ぎ防ぎ自身、長槍を持って一艇の舳(みよし)に立ち現れ、「御座んなれ、みな好餌だ」と、横ざまに艇をぶつけて行った...
吉川英治 「三国志」
...食餌(しょくじ)をはこんでいた猿(さる)と見えたのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...魯提轄(ろていかつ)と街に会うこと彼らの仲間うちでも“虎は平伏した餌食(えじき)は食わぬ”という諺(ことわざ)を知っている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...餌をつついて呑(の)み込もうとする時は...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...餌はそこらの岩の間に棲んでゐる蟹であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...惶てて餌を代えておろすと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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