...我もこの宇宙に生を有し宇宙の一小部分なれば我もし天与の位置を守らば宇宙は我を養うなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...そういう風にして立派な勇気を養うのです...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...そして固定観念がもはや身を養うべきものをもたずに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その肉片で自分の身を養うかのようである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我々はポテンシャル・エナージーを養うんだと云って...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...心を養うことを力(つと)めなければならぬ...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...徳性を養うには自力で...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...それが理想を養う必要条件では断じてない...
新渡戸稲造 「自警録」
...身を売って夫を養う妻を理想として矛盾を感じない男もあります...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...今日この頃の全盛に父母への孝養うらやましく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...昔日は世の事物みな旧格に制せられて有志の士といえども望みを養うべき目的なかりしが...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...彼が子供を取り上げこれを養う面倒を見る時にのみ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...従ってもし家族を養う困難が全く除去されるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その工場の内に働く者の幸福を高めるための技術を養う工場学校があり...
宮本百合子 「明るい工場」
...思惟は萎えてただ只管(ひたすら)のアンティシペーションが内へ 内へ肉芽を養う胚乳の溶解のように融け入るのだ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...三人口を養うとなると...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...力を養うためには...
横光利一 「夜の靴」
...従って健康なかつ数多き家族を養う力を有つのは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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