...餉(かれひ)を澄(す)まして...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...晩餉の卓子臺もやひ...
泉鏡花 「遺稿」
...夕餉(ゆうげ)の支度ならん...
谷譲次 「踊る地平線」
...餉台に向い合って...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...鮨の盆をのせた餉台をかこんで...
豊島与志雄 「変る」
...四角な餉台、遠目によくは分らないが、大小さまざまな皿や椀、側には飯櫃や鍋、恐らくは心こめた而もつつましい料理が整えられていることだろう...
豊島与志雄 「待つ者」
...餉台の上の料理は...
豊島与志雄 「待つ者」
...三十間堀春日にて昼餉をなし夕刻新富座楽屋に松莚子を訪ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...朝餉終りて坊を辭して出づ...
長塚節 「草津行」
...勘次(かんじ)は割(わ)つた薪(まき)を草刈籠(くさかりかご)へ入(い)れて竈(かまど)の前(まへ)へ置(お)いて朝餉(あさげ)の膳(ぜん)に向(むか)つて...
長塚節 「土」
...浴(ゆあ)みしたる後(のち)は夕餉(ゆうげ)をこそと召す...
夏目漱石 「虞美人草」
......
野口雨情 「都会と田園」
...(四月二十七日)夕餉したため了りて仰向に寝ながら左の方を見れば机の上に藤を活けたるいとよく水をあげて花は今を盛りの有様なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...姑(はは)と二人っきりのささやかな夕餉をすませると清子は...
矢田津世子 「茶粥の記」
...二人で訪ねて昼餉(ひるげ)を馳走されたが...
山本周五郎 「桑の木物語」
...夕餉(ゆうげ)には四たびともお酒をあがるのですものね...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「わたくし千本松のお話知っていますわ」或る夕餉のとき...
山本周五郎 「百足ちがい」
...そうだわねえ幸坊」夕餉(ゆうげ)には卵を買って...
山本周五郎 「柳橋物語」
便利!手書き漢字入力検索