...それよりも、徹夜の温習(おさらい)に、何よりか書入(かきい)れな夜半(やはん)の茶漬で忘れられぬ、大福めいた餡餅(あんも)を(あぶ)ったなごりの、餅網が、佗(わび)しく破蓮(やればす)の形で畳に飛んだ...
泉鏡花 「霰ふる」
...餅網がかかったのである...
泉鏡花 「霰ふる」
...長火鉢へ餅網をかけて焼いて...
鈴木三重吉 「桑の実」
...そこにある餅網(もちあみ)でもかぶれ...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...かき餅のはいった餅網をながめたが...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...餅網 拾弐銭...
林芙美子 「新版 放浪記」
...餅網 拾弐銭...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...女中部屋から餅網を見つけ...
吉川英治 「魚紋」
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