...但東京の屋敷に頼(たの)まれて餅を搗く家や...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...力持の女の便々(べんべん)たる腹の上で大の男が立臼(たちうす)を据えて餅を搗く...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ餅を搗く音だけする...
夏目漱石 「夢十夜」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...「あツ」黒木長者も危ふく尻餅を搗くところでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...窓の中で餅を搗くやうな激しいお辞儀を繰り返してゐた太吉の姿が...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...搗けば必ず餅に血が雑(まじ)るのでひき餅を搗く...
南方熊楠 「十二支考」
...刈上げ餅を搗く杵音がぼたん...
横光利一 「夜の靴」
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