...近くの飾窓(ショウウインドウ)から...
芥川龍之介 「妖婆」
...そこには幅の広い大きな飾窓のようなものがあって...
海野十三 「地球発狂事件」
...飾窓(かざりまど)をのぞきこんでいた...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...彼は一人の洋装の麗人が喫茶ギボンの飾窓(ショウインドウ)の前で立ち停(どま)ったままスローモーションの操(あやつ)り人形(にんぎょう)のように上体をフラリフラリと動かしているのを認めた...
海野十三 「流線間諜」
...明るい電燈の点(とも)った飾窓を見るような風をして...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...商店の飾窓の硝子(ガラス)に写る...
太宰治 「服装に就いて」
...ブラブラとオステル街やオルヒュース街の飾窓(ショーウィンドー)を覗(のぞ)きながら言葉もなく足を運んでいるうちに...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...プラタナスの落葉の吹きつける百貨店の飾窓(ウインド)に...
谷譲次 「踊る地平線」
...素人(しろうと)くさい塗り方をしたニス枠の飾窓に...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...若い女はその菓子の方へ進んで、少しガタガタいわせてそれを取上げて、飾窓へ持帰った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...」]飾窓の所に行ったときには...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...硝子もはまった飾窓に...
徳田秋声 「あらくれ」
...元よりザラの飾窓(ショーウィンド)などにあるような人形ではありません...
野村胡堂 「踊る美人像」
...ゆっくり探し出してやろうと思いながら飾窓(ショウ・ウインドウ)から離れて二三歩歩きだした...
久生十蘭 「キャラコさん」
...飾窓の中をのぞいてゐるのを...
堀辰雄 「羽ばたき」
...店の飾窓に大きいパイが並んでいて家へみんなの土産にしたいと思えば...
宮本百合子 「家庭と学生」
...飾窓の中におかれていて花やでなかったから手にさわることの出来なかったのは残念ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...門口二間ばかりの小店先きには飾窓なども設らえて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
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