...飾窓(かざりまど)の中のサンタ・クロス...
芥川龍之介 「葱」
...大きな飾窓(ウインド)の前を通りかかった...
海野十三 「火葬国風景」
...南京路(ナンキンろ)の飾窓(ウインド)に出ているのを有名なアフリカ探検家ドルセット侯爵夫人が上海土産(シャンハイみやげ)として買って持っていったことを...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...海岸通りのある店の飾窓に売りにでている』というんです...
海野十三 「少年探偵長」
...彼が瞳を見張ってその明るい飾窓のような部屋の中へ懸命の視力を集めたとき...
海野十三 「地球発狂事件」
...例の飾窓みたいな所だけは依然として灯がついていて...
海野十三 「地球発狂事件」
...四角な明るい飾窓のようなものが開いていた...
海野十三 「地球発狂事件」
...プラタナスの落葉の吹きつける百貨店の飾窓(ウインド)に...
谷譲次 「踊る地平線」
...それを飾窓や入口のドアなどに切はめてくれた...
徳田秋声 「あらくれ」
...飾窓の硝子(ガラス)に小石を撒(ま)きちらしたり...
徳田秋声 「あらくれ」
...飾窓の中にある駝鳥の羽根附のボンネツトや...
富永太郎 「断片」
...すまして洋品店の飾窓を覗いてゐた...
中島敦 「環礁」
...その蠅の糞だらけの飾窓に怪しげなマリアの木像と並んでいる皿が目に止ったのも悉く偶然です...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...思いがけずパウル・ヴォルフの傑作写真集が飾窓に出ているのに気がついた...
宮本百合子 「ヴォルフの世界」
...店の飾窓に大きいパイが並んでいて家へみんなの土産にしたいと思えば...
宮本百合子 「家庭と学生」
...長いこと飾窓に眺め入っていた勇が...
「小祝の一家」
...飾窓の中におかれていて花やでなかったから手にさわることの出来なかったのは残念ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...鉄の網目の降りた飾窓を覗き歩いているだけだ...
横光利一 「欧洲紀行」
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