...彼女は子供の頃に「木偶の坊」という童話をよく読んでいた...
...その役者は素晴らしい「木偶の坊」の演技を見せた...
...ピノキオは「木偶」として知られたキャラクターです...
...彼はまるで「木偶のように動きが硬い」と評された...
...「木偶」という言葉は、自分で意思決定する力がないものを指すことがある...
...だが実のところ背後にいる黄色い顔たちの意のままにふらつく木偶人形に過ぎなかった...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...そして殊に眼前にただ木偶坊(でくのぼう)のように驚愕(きょうがく)している兄の様子が...
橘外男 「逗子物語」
...三吉はまるで木偶の棒のやうにぽつねんとしてゐた...
中村地平 「悪夢」
...木偶(でく)の坊(ぼう)と同(おん)なじ事だって」「そうだそうだ...
夏目漱石 「明暗」
...この無生物の木偶(でく)達は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...木偶の身の代が五百両「両国の活人形(いきにんぎょう)は大層な人気と聞いて...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...どんな一つの物悲しい言葉が聽えてくるか――一つの怪奇な木偶(にんぎやう)の靈魂は...
萩原朔太郎 「宿命」
...何らの役目を勤めることのできない一の木偶(でく)の坊(ぼう)に過ぎなかった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...この木偶坊(でくのぼう)はよつぽど圖々しい奴に違ひないわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...ぼんくらの豚め! 木偶の坊め! それならそれと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」此の頃でも私は自分を木偶以上に進歩させたとは思えない...
松永延造 「職工と微笑」
...晋の区純(おうじゅん)は鼠が門を出かかると木偶(でく)が槌で打ち殺す機関(からくり)を作った(『類函』四三二)...
南方熊楠 「十二支考」
...木偶のようであった人物を...
宮本百合子 「現代の主題」
...一言一言で母親を木偶(でく)につかっている権力の喉を締めるように...
宮本百合子 「刻々」
...そこを打(ぶ)っ壊せば幾ら木偶(でく)の坊に等しい奉行でも...
吉川英治 「剣難女難」
...「木偶(でく)の棒(ぼう)っ...
吉川英治 「三国志」
...まるで土中から発掘された泥人形の武者や木偶(でく)の馬みたいになっていた...
吉川英治 「三国志」
...眼も耳もない木偶(でく)と思いおるのか...
吉川英治 「旗岡巡査」
便利!手書き漢字入力検索