...彼女は子供の頃に「木偶の坊」という童話をよく読んでいた...
...その役者は素晴らしい「木偶の坊」の演技を見せた...
...ピノキオは「木偶」として知られたキャラクターです...
...彼はまるで「木偶のように動きが硬い」と評された...
...「木偶」という言葉は、自分で意思決定する力がないものを指すことがある...
...否(しか)らざれば二氏は木偶泥塑を以ツて完全なる小説を作れと命ずる者と一般なり...
石橋忍月 「罪過論」
...だがその大半は木偶の棒で々のような顔に鼠のような目がついており...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...「この木偶(でく)の坊(ぼう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...木偶の如き顏は更に表情を失ひ...
中島敦 「名人傳」
...気高いからだを汚いわざで火に遇つた木偶(でく)といぢけさせました!それでゐて死の後までも...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...木偶(でく)の坊(ぼう)と同(おん)なじ事だって」「そうだそうだ...
夏目漱石 「明暗」
...この石田清左衛門は木偶(でく)のようなものだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「井上玄蕃様は木偶(でく)も同様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木偶(でく)の坊(ぼう)も同じだからね」藤原も賛成した...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...妻(つま)とは言(い)へ木偶(でくのばう)がお留守居(るすゐ)して居(ゐ)るやうに受取(うけとり)一通(いつゝう)で追拂(おひはら)つて...
樋口一葉 「この子」
...糸もて繰らるゝ木偶のやうに...
樋口一葉 「花ごもり」
...清水堂(きよみづだう)のお木偶(でく)さま幾度(いくたび)空(むな)しき願(ねが)ひに成(なり)けん...
樋口一葉 「われから」
...ぼんくらの豚め! 木偶の坊め! それならそれと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...斯う書いて来ると人間が全く木偶のように思えてならぬではないか...
松永延造 「職工と微笑」
...木偶(でく)のように硬ばった蒼黒い顔を振向けて...
山本周五郎 「お繁」
...まるで糸に操られる木偶(でく)のような...
山本周五郎 「新潮記」
...まるで土中から発掘された泥人形の武者や木偶(でく)の馬みたいになっていた...
吉川英治 「三国志」
...木偶(でく)かなんぞのように...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??