...法苑林(ほうおんりん)の奥深く素足の「愛」の玉容(ぎよくよう)になれは、ゐよりて、睦(むつ)みつゝ、霊華(りようげ)の房(ふさ)を摘みあひて、うけつ、あたへつ、とりかはし双(そう)の額(ひたひ)をこもごもに、飾るや、一(いつ)の花の冠(かんむり)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...今の彼女にはつくるの飾るのという気は少しもないものと見た...
近松秋江 「霜凍る宵」
...高い窓を飾る涼しげなカーテン...
寺田寅彦 「柿の種」
...警察権の道徳的面目を飾るには...
戸坂潤 「社会時評」
...帝國憲法史上の第一頁を飾るの人物たらむなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そっと起きていて百遍でも千遍でも心任せに申した念仏は飾る心がないから仏の意にも相応して本当の往生が出来るというものだ...
中里介山 「法然行伝」
...春も八十八夜となつて草木のやはらかな緑が四方を飾るやうになるとみじめな姿で顧みられなかつた畑のへりの茶の木のめぐりも赤い襷の女共が笑ひ興じて俄かに賑かになる...
長塚節 「芋掘り」
...婦人が髪でも飾るとか...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...式場用はその場にふさはしく飾る...
北條民雄 「癩院記録」
...野のなかで行われる饗宴(きょうえん)を飾るためであった...
本庄陸男 「石狩川」
...巻末を飾るためのはればれしさを持っていたから...
室生犀星 「芥川の原稿」
...派手なもの、渋いもの、豪(おご)れるもの、貧しいもの、飾るもの、用いるもの、等しく焼物とはいうが美においては右と左とに別れる...
柳宗悦 「北九州の窯」
...いわゆる「古信楽」は夙(つと)に茶人間に認められ常に歴史を飾る...
柳宗悦 「工藝の道」
...売る声、呼ぶ声、語る声、笑う声、それに食べる声、飲む声、雑然たる騒音の中に、着る物、容(い)れる物、汲む物、煮る物、飾る物、切る物、ありとあらゆる雑具が売られる...
柳宗悦 「全羅紀行」
...仏壇や墓場を飾るにもなくてはならない花なのであった...
山之口貘 「梯梧の花」
...一鉢の植木がどれほど快活に新鮮な感じを持つてその街を飾るかと云ふことも...
横光利一 「汚ない家」
...我は爾のためにその部屋を飾るであろう...
横光利一 「日輪」
...また詩人が常に建つる※情(ねつじやう)の宝楼(はうろう)の柱頭(ちゆうとう)を飾る火焔模様...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
