...股野は飾り棚からウィスキーの瓶(びん)とグラスを出して...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...飾り棚の上の置時計を見た...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...元の飾り棚に納め...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...克彦は飾り棚のジョニー・ウォーカーを取り出して...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...鏡の前に洋酒の並んだラック塗りの飾り棚の代りには縁台のようなものが並んで...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...飾り棚(だな)の後ろからよちよち歩き出し...
徳田秋声 「縮図」
...飾り棚の上の物を見ても...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...妹は築地のサンマー夫人のところへ会話を習いにいったりして、二階の一間には床の間に花あり、衣桁(いこう)あり、飾り棚があり、塗机があり、書道の手本と硯(すずり)が並べてあるという豪奢(ごうしゃ)な貴婦人好みであった...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...飾り棚の窓をじっと見入る女の姿は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...山崎の背後の飾り棚に見出した焼物の酒壜を指差して...
牧野信一 「素書」
...夫人の居間の中の飾り棚(だな)や小さい唐櫃(からびつ)などというものの中をそれとなくお捜しになるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫人が感じよくさっぱりと装飾しておいた姫君の座敷へ、よけいに幾つもの屏風(びょうぶ)を持って来て立て、飾り棚(だな)、二階棚なども気持ちの悪いほど並べ、そんなのを標準にしてすべての用意のととのえられているのを、夫人は見苦しく思うのであるが、いっさい口出しをすまいと言い切ったのであったから、傍観しているばかりであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...右の片隅に貧しい飾り棚を設け...
柳宗悦 「思い出す職人」
...人形などを置いた飾り棚...
山本周五郎 「さぶ」
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