...世界をその飽くなき欲望の餌食(えじき)たらしめんとした...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...家のまはりに生える雑草の飽くなき写生...
高村光太郎 「智恵子抄」
...家のまわりに生える雑草の飽くなき写生...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...不具者の飽くなき執拗さをもって妻を愛撫したかは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...飽くなき伯爵の姦悪(かんあく)さに驚嘆の叫びを挙げた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...私の飽くなき要求がなかったならば...
谷崎潤一郎 「鍵」
...ホームズをけだるさの極地から飽くなき活力へと導くのだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...一面に於て中等・高等・諸学校に於ける数学教育(乃至科学教育)の現状に対する飽くなき不満を云い現わすと共に...
戸坂潤 「読書法」
...飽くなき吸血鬼、永遠の豪奢(ごうしゃ)は、大都市の上にてその餌食(えじき)を貪(むさぼ)る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...妻の飽くなき浪費のせいだと思っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...その本質として飽くなき暴君である...
牧逸馬 「運命のSOS」
...「物質の鉄則から釈放されたる宇宙」に向つての止め度もなき霊の推進器(スクリウ)の飽くなき回転の響きを耳にする思ひがする...
牧野信一 「波の戯れ」
...飽くなき魔宴(サバト)に籠絡されて...
牧野信一 「ユリイカ・独言」
...世の女が競ッて謳歌(おうか)している華美な生活と飽くなき若さの享楽であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...飽くなき歓楽の陶酔に溺れてしまった春日新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...銘酒“玉壺春(ぎょっこしゅん)”の泥封(でいふう)をさらに二た瓶(かめ)も開いて談笑飽くなき景色だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...飽くなきおばばが迫害を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...父ばかりが飽くなき独酌をつづけてい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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