...世界をその飽くなき欲望の餌食(えじき)たらしめんとした...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...残虐飽くなき復讐魔を組み敷いてしまったのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...清き正しい心をもって飽くなき肉慾(にくよく)と戦うことです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...家のまはりに生える雑草の飽くなき写生...
高村光太郎 「智恵子抄」
...家のまわりに生える雑草の飽くなき写生...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...不具者の飽くなき執拗さをもって妻を愛撫したかは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...飽くなき伯爵の姦悪(かんあく)さに驚嘆の叫びを挙げた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...飽くなき吸血鬼、永遠の豪奢(ごうしゃ)は、大都市の上にてその餌食(えじき)を貪(むさぼ)る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...貪慾(どんよく)飽くなきの徒なり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の飽くなき知識欲に資したことは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...妻の飽くなき浪費のせいだと思っていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...彼の母こそは飽くなき独善派に類して放埒の血に富みたる性なれば...
牧野信一 「淡雪」
...世の女が競ッて謳歌(おうか)している華美な生活と飽くなき若さの享楽であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...飽くなき歓楽の陶酔に溺れてしまった春日新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...いや人間本来のもっている飽くなき慾望自体だと宗教家はいうでしょう...
吉川英治 「新書太閤記」
...飽くなきおばばが迫害を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...父ばかりが飽くなき独酌をつづけてい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...飽くなき巨大な幻想を疑視(みつ)めていたのです...
蘭郁二郎 「足の裏」
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