...「―――飽きる時があると思うんですか?」「あたしは飽きないつもりなの」「阿曽君は?」「飽きないとは思うけれど...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...それに飽きると波乗の稽古(けいこ)をしたり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...見ても見飽きることじゃねえ! その営舎じゃ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...歩き飽きると、私は書斎の窓際に立ちどまって外を眺める...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...飽きることがなかった...
外村繁 「澪標」
...僕たちは飽きるということがなかった...
豊島与志雄 「椎の木」
...まだ見ぬ花の都を見飽きるほど見て帰れるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...プイディアスの作品が飽きるほど見られるのだから...
野上豊一郎 「パルテノン」
...感染(かぶ)れる事の早い代りに、飽きる事も早く、得る事に熱心な代りに、既に得た物を失うことには無頓着(むとんじゃく)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ヘレン・バーンズに飽きることは決してなかつたし...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...東京の生活が飽きると...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...飽きるほど示されています...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...お屋形御自身が飽きるに違いない...
山本周五郎 「風流太平記」
...とおたのみしてあります」「それは聞き飽きた」「聞き飽きるほどよく御存じでしょう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お磯婆さんから飽きる程繰り返して聞かされているでしょうし...
夢野久作 「復讐」
...それに飽きると酒もりだったが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お米の駄々とわがままとに飽きる日を待つよりほかはないと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...遊び飽きると、命だけは助けてやる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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