...飽きるような事はなかろうと思う...
芥川龍之介 「兄貴のような心持」
...其れにも飽きると...
谷崎潤一郎 「少年」
...いつも見飽きるほど見馴れた公園の森や草木が今までかつて見たことのないように異常に美しく見え...
寺田寅彦 「柿の種」
...一年や二年で見飽きるようなものであったら...
寺田寅彦 「田園雑感」
...眺め飽きるということがないんだよ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それに少しも飽きることがなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...飽きるまで見せてもらえるんですとさ」「うむ」「あなた...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガラッ八は聞き飽きるほど聞かされておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八は聞き飽きるほど聞かされて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あなたの云ふやうな仕事に飽きる氣持ぢやなくて...
林芙美子 「濡れた葦」
...コスモは飽きるほどそれを見つめていた...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...うち眺めして飽きることを知らない心のよろこびです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は永い間吸盤状であるはだかに見なれて飽きることはなかつたが...
室生犀星 「帆の世界」
...または彼女を憎みさげすむことに飽きるように...
山本周五郎 「青べか物語」
...飽きるようすもなく叫び続けた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そういう感動はながい月日のあいだすでに飽きるほどあじわいつくして来た...
山本周五郎 「日本婦道記」
...飽きると、ぽかんと、指の筆を頬杖(ほおづえ)にやり、窓の机から今戸橋をながめている...
吉川英治 「松のや露八」
...飽きるどころではなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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