...蝦蟇を飼うには実に持って来いの場所であった...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...わざわざ求めて飼うもんじゃ決してない...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...私は自分で生きものを飼う事が苦手のため...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...五年来(ごねんらい)飼うて居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...信州の佐久郡あたりでは、稲田に鯉を飼う...
豊島与志雄 「文学以前」
...大きな建物を設けて一方に猫を飼い、一方に鼠を飼う...
豊島与志雄 「愉快な話」
...シカゴのような大陸の真中で海の魚を飼うということ自身が...
中谷宇吉郎 「異魚」
...やむを得ず桑(くわ)を植えて蚕(かいこ)を飼うんだそうであるが...
夏目漱石 「門」
...僕は飼うようになると...
林芙美子 「お父さん」
...あの硝子の平ぺったい壺が要るンだけど……」「硝子の壺? 金魚でも飼うのかい?」「…………」「ま...
林芙美子 「泣虫小僧」
...この海藻を採って馬に飼うた故名づくと(『下学集』下)...
南方熊楠 「十二支考」
...その訳は昔老婆あって綿羊を飼う...
南方熊楠 「十二支考」
...切角飼うのに犬にも不自由をさせ...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...きりぎりすを一疋ずつ籠に入れて飼うているが...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...何でこんな動物を飼うかを疑ってもよいのである...
柳田国男 「雪国の春」
...住民の多数は実は馬を飼う農夫であるためにこれに相応する支度がちゃんと家の他の部分にはしてある...
柳田国男 「雪国の春」
...人間が飼うのは不自然だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...春蚕(はるご)を飼うので...
吉川英治 「平の将門」
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