...忰の僕が飲んだくれぢや世間体が悪いからね...
薄田泣菫 「茶話」
...雨につけ風につけ、私はやつぱりルンペンの事を考へずにはゐられない、家を持たない人、金を持たない人、保護者を持たない人、そして食慾を持ち愛慾を持ち、一切の執着煩悩を持つてゐる人だ!ルンペンは固より放浪癖にひきずられてゐるが、彼等の致命傷は、怠惰である、根気がないといふことである、酒も飲まない、女も買はない、賭博もしない、喧嘩もしない、そしてたゞ仕事がしたくない、といふルンペンに対しては長大息する外ない、彼等は永久に救はれないのだ...
種田山頭火 「行乞記」
...そんなに急に飲むと酔っちゃうわよ...
豊島与志雄 「反抗」
...五盃(はい)ずつウイスキーばかり飲みつづけるので...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...「あんたラムネでも飲んで行きなさらんの」と...
林芙美子 「小さい花」
...その負けたンで飲まれちやたまンないからさ...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...飲んだらあっしに渡してくんなさい...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...シャンパンを飲んでいるところがうつっている...
久生十蘭 「あなたも私も」
...見る間にそれを飲み食いし...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...山野とルパンで飲みのむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それで偶珍らしい飲食商人が這入つて來ると...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...佐八は酒の飲めるたちだったが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...青眼爺様(じいさん)は白髪小僧の藍丸王が飲み干した盃を受け取って...
夢野久作 「白髪小僧」
...又飲酒泥酔して下宿に帰り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...水を充分飲み溜めた...
横光利一 「蠅」
...なお飲みつづけた...
吉川英治 「大岡越前」
...彼はそう飲み手ではない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一杯でもよけいに飲もうと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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