...飯蛸(いいだこ)の寺を持つべき顔もなし 芭蕉弁慶は夏もかこみの羽織かな同(おなじく)なりにけりなりにけりまで年の暮 同の如き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...(昭和十七年夏)風船あられ飯蛸...
正岡容 「下町歳事記」
...ほかの者の膳(ぜん)には酢味噌(すみそ)の飯蛸(いいだこ)や海鼠(なまこ)などがつけられていて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...海鼠(なまこ)や飯蛸(いいだこ)などの名産もあまり口へ入らないし...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...外の者の膳には酸味噌の飯蛸(いひだこ)や海鼠(なまこ)などが付けられてゐて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...海鼠(なまこ)や飯蛸(いひだこ)などの名産もあまり口に入らないし...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...筑前では飯蛸(いいだこ)の九足あるは蛇化という...
南方熊楠 「十二支考」
...飯蛸(いひだこ)だ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その金の事を考へてゐるうちに見つけたのが飯蛸であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...いまこの島の數日を考へてゐると、其處の友人の家の庭にあつた柏の木の若葉、窓の下の飯蛸、または島から島にかけて啼き渡つてゐた杜鵑(ほととぎす)の聲など、なほありありと心の中に思ひ出されて來る...
若山牧水 「樹木とその葉」
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